日曜日。
翌日が午前開演のため、
前日の仕込みは全上げ。
つまり、完全に仕込を終わらせるということ。
普段は、仕事を半分やって、翌日の午前中に仕込をし、
午後開演をしている。
ただ、日程というか、
移動の都合上で、週の頭が午前開演のことが多い。
休みの日ですが、
先生方も手伝ってくれて、
順調な仕込。
良く公演している高校の体育館に比べ、
小学校の体育館は小さい。
天井も低いので、
その分、いや、それだけではないけど、
予定よりも早く仕込が終わりました。
さて、久しぶりの午前開演です。
500人を越える児童数で、
けっこういっぱいになるかと思いきや、
さすが小学生、
ググッと詰まって、ゆったりな客席。
保護者の方々を、念のため体育館の舞台にしていたが、
フロアにも座ってもらうことにする。
このシリーズ初の小学校。
もう、さすが。
特に低学年の子たちには癒される。
何より、声が聞こえる、というのは良い。
正確に、きれいに歌うのが求められることもあるが、
今回の公演では、
言葉を聞きたい。
あえて、明るく、楽しいソングを選んだので、
特に小学生には、元気よく歌ってほしい。
だって、一緒にその空間にいると、
楽しくなるじゃないか。
1年ぶりの小学校の公演。
楽しく贅沢な時間。
子どもたちが、舞台に反応し、
息をのみ、声を上げる姿を感じ取る。
宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』は、
大人だった難しいんだ。
理解するのではなく、
感じてほしい。
終演後には、
子ども劇場関係の方や、
地元で宮澤賢治の朗読されているなか。
何人かの方から声をかけていただきました。
ありがとうございます。
地道ながらも、
ひとりずつ、ひとりずつ、
東京演劇アンサンブルの芝居を観てもらい、
好きなってもらう人を増やしていくしかないのだ。