a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

2012年11月19日 高松市立檀紙小学校

2012-11-21 12:48:40 | 旅公演


日曜日。
翌日が午前開演のため、
前日の仕込みは全上げ。
つまり、完全に仕込を終わらせるということ。
普段は、仕事を半分やって、翌日の午前中に仕込をし、
午後開演をしている。
ただ、日程というか、
移動の都合上で、週の頭が午前開演のことが多い。
休みの日ですが、
先生方も手伝ってくれて、
順調な仕込。
良く公演している高校の体育館に比べ、
小学校の体育館は小さい。
天井も低いので、
その分、いや、それだけではないけど、
予定よりも早く仕込が終わりました。







さて、久しぶりの午前開演です。
500人を越える児童数で、
けっこういっぱいになるかと思いきや、
さすが小学生、
ググッと詰まって、ゆったりな客席。
保護者の方々を、念のため体育館の舞台にしていたが、
フロアにも座ってもらうことにする。









このシリーズ初の小学校。
もう、さすが。
特に低学年の子たちには癒される。
何より、声が聞こえる、というのは良い。
正確に、きれいに歌うのが求められることもあるが、
今回の公演では、
言葉を聞きたい。
あえて、明るく、楽しいソングを選んだので、
特に小学生には、元気よく歌ってほしい。
だって、一緒にその空間にいると、
楽しくなるじゃないか。









1年ぶりの小学校の公演。
楽しく贅沢な時間。
子どもたちが、舞台に反応し、
息をのみ、声を上げる姿を感じ取る。
宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』は、
大人だった難しいんだ。
理解するのではなく、
感じてほしい。











終演後には、
子ども劇場関係の方や、
地元で宮澤賢治の朗読されているなか。
何人かの方から声をかけていただきました。
ありがとうございます。
地道ながらも、
ひとりずつ、ひとりずつ、
東京演劇アンサンブルの芝居を観てもらい、
好きなってもらう人を増やしていくしかないのだ。