空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

業界の話題:近畿大の事例を参照しつつ、労働問題

2019-02-07 12:00:07 | ノート



手当の付く大学のほうが多数派でした」とはあるが、「本組合が調べた範囲」とはなんぞ、という話にはなる。

 なお当方では全て通常業務扱い。

 まあその、twitterでは文を短くせざるをえないが、背後ではきっちり理論的整理、統計処理をしておくべきである。どの層にどのようなメッセージを送ろうとしているのか、など。

 例えば



 で、背景の事情は多少みえてくる。前期・後期の二回ならともかく、何回入試やってんだ、とか。

参考:近畿大学入試情報サイト「2019年度(平成31年度)入試情報ガイド
参考:近畿大学入試情報サイト「2019年度(平成31年度)入試日程・制度

11月17日(土)/11月18日(日)[試験日自由選択]
11月18日(日)
12月1日(土)/12月2日(日)[試験日自由選択]
12月2日(日)
1月26日(土)/1月27日(日)[試験日自由選択]
1月27日(日)
2月10日(日)
2月11日(月)/2月12日(火)[試験日自由選択]
2月13日(水)/2月14日(木)[試験日自由選択]
3月8日(金)/3月9日(土)[試験日自由選択]
3月3日(日)

3月13日(水)

 これにさらに、推薦入試(一般公募)・センターテスト利用式、専門高校等推薦入試、AO入試がはいる。
 流石にきっつい。各学部は各学部の入試だけに関わる、という制限をかけても、試験日だけで10日ほどつぶれる。採点日・チェック日を考えると、まあ、入試の実務だけでも30日はつぶれるかな(1.5労働月といったところかなあ)。

 うん、これは文句をいってしかるべきだろう。さすがに悲鳴をあげた、というわけなのだ。

 あとまあ、労働組合的には―



 ―なのだろうが、つまり―



 こうした層にはアピールしないわけである。
 まあその、光もあれば闇もあるといったところで。

 五年以上勤めている非常勤講師がいると、その席が空かないため、若手が教歴つけることがその分、困難になるのですよね。私はそのマイナスの影響を被ったほうなので、この点は気になる。
 そこで多くの非常勤ポストを1~3年とかに限って回転を速めると、まあチャンスがひろがるし、あと自分の適性をみて退出するひとも発生するだろう。「あ、だめだ、オレ、教育は向いてない」とか思うとか。ただ非常勤講師の生活の安定度は損なわれますが。

 そんなわけで、非常勤講師の制度をどんなふうに位置づけるのか、というのと、個々の非常勤講師さんの生活・人生設計をどう考えるのか、という、非常に難しく面倒くさい問題をしっかと考えるべきなのである、その専門家は。





「ポスドクで300万あればいいじゃないですか」(素)。
 こちとら非常勤講師の口もポスドク職もなにひとつ当らなかったんだ。
 まあ、その、「お前は任期なしに当っただろ」と言われたら…なのだが、年収200万が神の国に見える低収入生活はきっついものがあった。一度もとどいたこと、ないな、200万。


 なお



 本気で洒落にならん。

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