空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

トランプ対移民政策:グァテマラとの協定例

2019-07-28 18:10:17 | Newsメモ
BBC Guatemala signs migration deal with US after Trump threats 27 Jul 2019

The US and Guatemala have signed a migration agreement, days after US President Donald Trump threatened the Central American country with tariffs.

 ほんと、「おまえ、そーゆーとこやぞ」と深く思うところである。私はリベラルとして、他者を狂人云々と私的に断じることを避けるが、「下劣だ」「卑劣だ」「粗野だ」という評であれば「ほんとマジそれ」と答えるだろう。

Under the deal, migrants from El Salvador and Honduras who pass through Guatemala would be required to stop and seek asylum there first.

Migrants who failed to do so would then be ineligible for asylum in the US.


 …まあ、その、その「粗野」っぷりも、それなりの合理性を具えているあたり、なんというか、まあ、そーゆーとこなんだろーなー、とか思う。やってることの本質自体は、素人目線からは、EUの賢い難民割り振り策とさほどかわらん、とも思えるし。

 そんなわけで、『てっとりばやくやろうや』という、ある種の合理性はまあ、非常に認めたくないが認めざるをえないかなあ、とも。

Mr Trump said that in exchange Guatemalan farm workers would get easier access to work on US farms.
As a result of such a deal, Guatemalans and Mexicans would be the only Latin American migrants able to seek protection at the US-Mexico border.
 …ほんっと、「おまえ、そーゆーとこやぞ」。
 まあ、その、米国としても安価な労働力を、できれば合法的に導入したいということはあろうし…ほんっと、この、カネ目の計算はかっちりしてるっぽいあたり、ほんっとそーゆーとこやぞ、と…。

 ただまあ

Under the 1951 UN Refugee Convention, refugees are not obliged to claim asylum in the first "safe country" they reach.

 ということで、国連のお約束と各国家のプライドの問題からして、こういう整合性はあるわよねー、とも思う。いやだってさあ、「やあ道路! 俺たちはお前らの国、道路としか思ってないぞ! なにしろ安全な国ではありえないからな! だから亡命希望者の我々は、安全な国、すなわち米国に入ったところで難民申請するってわけよ!」とばかりに通りすがられるのって、さあ…というわけだ。しかも難民だから資源は消費していくわけだし。あれだ、「ええじゃないか」みたいな属性はあるわけであって。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ケニアはインターセックスを... | トップ | 「ぱくりやがって」雑感 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Newsメモ」カテゴリの最新記事