いやほんとわりとまじめな話。「〇〇先生って、科研費も取れないんですってよ」「え〜、国立大学なのに!?」「そんな先生雇ってるなんて、税金の無駄遣いよね〜」「指導される学生もかわいそうよね」「ほんとほんと」そんな世界が近づいている。
— 増田の准教授 (@ProfMasuda) 2017年5月15日
いっそそんな世界が来てしまえばいいのに、とか思っちゃう疲れた精神の私。
わかる。「日本では専門家が泥臭い雑務までやらされるせいで生産性が上がらない」との声がある一方で、「泥臭い雑務が特定セクタ(学歴/性別etc.)にばかり押し付けられる」との不満の声もあり、しっかりした人的リソース管理の必要性はとても高い https://t.co/0vBmLXlSRq
— ultraviolet (@raurublock) 2017年5月8日
文系般教教員如きが専門家のような面をするな、という思いもあるらしく。
文系般教教員が分際を知って大人しく下働きしていれば自分たちはもっと研究できるんだとでも思っているものでもあろうか。
自分の能力が、周りと比べて見劣りするなーって思うなら、それは、高い能力を持った人たちに囲まれてるってことだから、見方を変えれば実はすごいお得な場所にいるともいえるんだよね。
— ひらめきメモ (@shh7) 2017年5月5日
某学会にいったときなんかはそうで、右向いても左向いても、自分より有能なひとしかいない!と思うと、ああなんと素敵な場所なんだ!と…喜ぶんだと学生に歓喜を伝えたことがあるが、それつまり、普段はそうじゃないってことかとか。
自分より見劣りする人たちに囲まれているのが好きな人は伸びないね。
— Yukiko Hayashi 林由紀子 (@PsycheYukiko) 2017年5月6日
まあ、だからいまの本務校にい続けるのはいやよねえ。
さて、
大学で「職業人」育成を 教育再生実行会議が提言:日本経済新聞 https://t.co/rAJoOWRSlE「アカデミックな教育課程に偏りがちな大学を変革し、産業界が求める「即戦力」となる人材を育てるのが狙い。」人間ってここまでバカになるんだな。
— ハコ[゚д゚] (@hakoiribox) 2017年5月2日
一定の理解はできる。
さしあたり数年後に実践できるような知を伝授する一部コースがあってもいいし、そもそも児童教育だの小中学校教育だののコースで崇高な教育哲学を延々聞かせ続けることは、そもそもしていないだろう。ほぼ純然たる職業訓練校とほぼ純然たる研究大学と、その間のさまざまな段階は、多少弾力的に考えてもよいかもしれない。
つうか、本務校に合わせて、多少、研究計画を変えることくらいもできないような人たちがシステムの硬直化を(ry
まあでも産業界は,防大みたいに給料もらえる全寮制の産業士官大学校でも作ったらいいんじゃね,などとは。出身は貧しいけど優秀な学生が集まるかもよ(。∀ ゚)
— umedam (@umedam) 2017年5月3日
実際、こっちのほうが話がはやい。
しかしまあ、「オレの会社に何がいるのかは分からない。しかし大学はオレの会社の即戦力を養成して貰いたい。なおカネは出さない」はどれほど有効なのだろう。企業にとっても、大学にとっても、社会にとっても、だ。
…まあ、カネを出したはずなのにぜんぜん貢献してくれないとかいう愚痴も大いにあるかとは思う。つい先日、とある方が某財団から貰ったカネで(ry
…いやまあ、研究資材を買ったことは確実なので、不正ではないんですけどね。しかし買った資材のほとんどが死蔵されていたようで…。
内部にいる人間の一人としては「文系学者の多くが何もしてこなかった」というのはもちろんあるけど同じくらい「文系学者の多くが間違った方向で頑張ってしまった」というのもあるんじゃないかなと思っている。
— Daisuke Tano (@tanosensei) 2017年5月3日
私については、どうも概ね正しい方向だとお墨付きを外部機関から頂きましたが、学内的にはお認めいただけない方向のようで。
大学の給料が安くて不満ならそんな大学は即辞めて,技術系なら自力で研究資金を獲得しライセンス収入で回すとか,文系なら研究成果を出版して呉座先生超えを狙ったり有料のプライベートセミナーを組むとか,アップサイドはリミットレス。リスクとリターンのバランスをどうとるかの問題にすぎないよ。
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) 2017年4月29日
自力で研究成果をマネタイズできないのならば今もらっている大学の給料は妥当な金額だっていうことになるんじゃないの,って知人のポスドクが言っていたよ。
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) 2017年4月29日
ってことで、カネになりそうなアレとかに手をつけたりした昨今。
しかしまあ、とある人が「研究には質も重要だよ」というのだが、私のここ近年の業績が決定的な質的差異をとある領域に齎している―あるいは分野横断的侵食をしている―ことは、何度も説明したはずなのだが、どうなのだろう。人によっては、一学派をなしますねというコメントが出るのであって、やはりここは質的な差異が。
あるいは、私に信用がないからということもあろう。私以上のひとを基本見ていないのではないかとも疑えるが。
神戸新聞 神院大で教員間パワハラ 「論文書け」と強要 2017/4/19 20:22
「男性教員は2015年10月、学内で有志による研究会を開こうとした同僚から相談を受けた際、「君にはマネジメント能力がない」などと中傷」
僕はこれ、言われる側だな。一応基本的には「~付けたまえ」という指導の形で、だが。
「同年11月には、別の同僚に対し「論文を書け」「論文の計画書を出せ」などと再三、強要したという。男性教員は「よかれと思って言った」と反省しているという」
…「論文くらいかけないのか」と言いたくなる気持ちは分かるが、「計画書を出せ」はダメ、確実にアウトだろうなあ。パワハラに相当するだろう。
論文書いてくれないと昇任人事ができず、大学院の指導教員資格を持たせられないので、なんとかしてほしいてのは、独立系大学院ではないうちのようなところにはあります。ずっと専任講師でいるとか、そんな贅沢は許されないってやつ。 https://t.co/lqSBcrRwX7
— Masahiro Yamada (@myamadakg) 2017年4月19日
わざわざ上層部に呼び出されて、『そろそろ昇進させてあげたいので論文を書いてください』といわれた人がいるとか。なお昇進要件をクリアしていてもお声が掛からないひともいる模様。まあ、だから、人望がないから声が掛からないんだよというお説教も出るんだろうが、もう知ったことか、という気も多少する。人格やらが「ひととずれている」からコミュニケーションが取れないんだ、っていうなら、ほとんど矯正不可能じゃねえか、とか。
ともあれ、論文書いてもらわないと、学校の審査やらなにやらの際に困るのだそうで。
なんとかして欲しいんですが。
出ていかないように優秀な若手に地元に実家のある結婚相手をお世話するのも管理職の仕事だとおっしゃっていた年長者がいたとかいないとか。
— o★d★g (@odg1967) 2017年4月19日
『もったいなくもありがたくも、旧家の人間である自分が君を認めてやったので、まあうちの姪とその母の生活を見てくれたまえよ』みたいな話もあったな。基本的に以後の転勤禁止というのが暗黙の条件だったようで。
大学の教育職員は教員か研究者かという疑問はとってもアレな現状を反映してる。よくわかる。しかし神戸大クラスでそれ言い出したら、全国の小さなすみっこ大学の教員はすごく複雑な思いを抱くのである。
— 足柄(アホ毛立ってます) (@asigaranyanko) 2017年4月19日
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