空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

トランプ氏の精神状態について論じる人を論じる

2018-01-06 16:07:58 | Newsメモ
BBC Fire and Fury: Tillerson 'never questioned' Trump mental health 6 Jan 2018

 人格の誹謗以外にすることはないんですか、とも。

The book has now gone on sale early despite the president's attempts to block its publication

 …まあ一個人として差し止めしたいのはやまやまだろうが、ほんとに差し止めたらほんとに政治問題だしねえ。

Mr Trump says the book is "boring and untruthful" and Wolff a "total loser"

 …それはそれで本当かもしれないが、そんなこと言うから同類の悪口をされるとも。まあ上品に振舞っていても、悪口雑言をするひとは絶えないし、つまりそーゆーのと同レベルでやりあってるから「子供か、アンタ」といわれるのでもあろう。この評言であれば同類のひとたちは、自らを棚にあげて深く同意してくれるのではないか。

 ともあれティラーソンの「He said Mr Trump was "not typical of presidents of the past"」こそ、まあ多くの人が同意する”落としどころ”かと思う。支持者にしても、不支持者にしても。


BBC Trump's mental health and why people are discussing it 5 Jan 2018

"It used to be inside of 30 minutes he'd repeat, word-for-word and expression-for-expression, the same three stories - now it was within 10 minutes."

 うん、それマジなら、もうボケの末期だよ。社会人的な日常生活はもう、送れないレベル。
 ボケでないとしたら、重要なことを(目の前にいるんだがまったく理解できてない人に)繰り返して指摘するとか、でないか。

Critics of the book have also questioned its sourcing

 …まあ、そうなるな。本物のボケ老人と付き合ったことないだろう、とか思えるレベル。

But it's worth remembering that none of these people have treated Mr Trump, nor do they have close-up information on his state of mind. Anyone who has treated him would be going against ethics standards and, in most cases, federal law if they disclosed any details.

 ともかくもまあ、いままでのワシントンの上品な人たちとは異なる種類の大統領だというのは、まあみなさん、認めるところと思う。これを気に食わないひとたちが多数いるのもそのとおり。だが、この「野人」を合法的に追い落とそうという欲望が走りすぎて、ワシントンの上品な人に似合わぬ下劣な手法を採るのは、まあ上品な人には似合わぬことではないだろうか。

 合法的に追い落とすには、「あまりにダメだろこれ」という大失態があれば済むことだ。
 …将来の懸念を理由に追い落とすのは、それは過去のアレコレを思い出すことではないか。
 幸い、といおうか、『10分に三回、同じ話を繰り返す』レベルのボケだと、TVのカメラがあるから、という緊張くらいではどうしようもないほどの失言をするだろうから、それを待てばよい。

 …とはいえ、メディアが総出の勢いで低能・無能・害悪と評する指導者のもと、そこそこ経済指標はよい状態を維持しているようで、まあすくなくとも有能なひとに仕事を任せることが出来るか、それとも無駄に手出しはしない程度の良識を備えている・まだ維持していることはまあ信じてもよさそう。

 …某鳩山さんみたいに、支持率90%くらいから始めて9ヶ月で冬山滑落の如き惨状を示すこともあるんだ。よけーな手出しをしない知恵があるぶん、鳩山さんよりいいように思うがなあ。

 さて彼がそうだとされるNarcissistic Personality Disorderだが


Grandiosity, a lack of empathy for other people and a need for admiration
They believe they are superior or may deserve special treatment
They seek excessive admiration and attention, and struggle with criticism or defeat


 という特徴があるそうで、いやあ、ああ、うん…と思うところがある。いやトランプ氏にというか、むしろトランプ氏の反対者さんについて。

"Mr Trump causes severe distress rather than experiencing it and has been richly rewarded, rather than punished, for his grandiosity, self-absorption and lack of empathy," he wrote.

 と聞いて、ぷふぅと噴き出した私。
 そりゃあ、私がかるくチェックするだけでもえらい逆風のなか、まがりなりにもそれなりに舵取りできているあたり、他人をいちいち狂人と言ってないと気がすまない連中よりは有能だし儲けも出てるし、自信もってもいいんじゃね?と思えるほうが普通の人間ではあろう。うん。人格が練れているかどうかは別問題だが。

"If he was unfit, he probably wouldn't be sitting there, wouldn't have defeated the most qualified group of candidates the Republican Party has ever seen."

 大統領付きのひとがいうわけだが、後半に見るべき点が。つまり、『与党重鎮たちというのは、もうそろそろ精神の限界を迎えつつある大統領を見て、手をこまねいているだけの無能ぞろいか?』。



 精神科医等々のコメントが下のほうに載っている。

 トランプの精神状態とアメリカ合衆国の行く末はさておき、トランプ氏がぼけたから・狂人だから排除してよい、排除すべきだという論者たちは、同時にこう言ってもいるんだ―『やあ、精神病患者たち! 安心しなよ! トランプは、俺たちが気に食わない狂人だから是非とも排除しようとしているが、君たちは違うだろう?!』。

 つまり、健常な人格者様方に気に入っていただけなければ、いつトランプと同様に排除されるか分ったもんじゃない―『逆らうなよ? トランプと同じになりたくなければな?』。米国の運命と言う「公け」のためなら、国体のためなら、けしからぬ狂人を―数十年にわたって築かれてきた職業倫理もなにもぶんなげて―排除するのは当然のこととする彼らは、ではいつ、どの「狂人」に、「公共の利益のため」といって牙をむくか、わかったもんじゃない。

 実のところ、社会の危機は、1) トランプ氏が発生したこと、のほかに、2) トランプ排除派の度を過ぎた振る舞い、にも多分に見られる。克服するには多大の努力を要するだろうが、私はただの末端教員に過ぎず、相応の貢献をなしうるに過ぎない。

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