空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

見ていた記事メモ(2018-03-22)

2018-03-22 12:54:29 | ノート
Money Voice 中国にボロ負けして400年の衰退へ向かう日本。食い止める術はもう無い=大前研一 2018年3月20日

2017年は日本が没落の一途をたどるばかりであることが明らかになった年でした。国際社会における日本のプレゼンスはこの30年で低下する一方であったのに対し、中国の成長は目覚ましく、世界経済は米・欧・中の三極体制に移行しつつあります。完全なる敗北と緩やかな衰退の中で日本が今やるべきことは、将来を全く視野に入れていない「人づくり革命」でも「生産性革命」でもありません」と、これは記者さんの書き出しか。
 まあ、インタビューを経てのまとめの言葉だろうから、それはそれで。
 現状認識としてもよさそうに思う。

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また、今の日本の教育制度は20世紀の大量生産・大量消費時代における中の上くらいの人材を大量につくるものでしかありません。エッジの効いた変わった人材、尖った人材をつくり育て21世紀の経済をシェイプしていくような仕掛けが全くないのです

 ほんとにもう、押しつぶしの動きが面倒でねえ。

世界の優秀な人材はみな日本に来たがっているのだと、まだうぬぼれているのです。今の日本には何が足りないのかということについて、全く自己分析ができていないと思います

 ちゃんと、いまあるプラスポイントを把握して、適切に伸ばせばよいと思うの。まずは。

NewsWeek Japan 牙を剥くロシア「500年続いた西側の世界支配はいま終わる」 2018年3月16日(金)17時46分 トム・オコーナー

<プーチン再選必至の大統領選を控え、ロシアと西側の対立が激しくなっている。国内で暗殺未遂事件を起こされたイギリスは激怒し、ロシアに甘いとみられてきたトランプ米大統領も矢継ぎ早にロシア対抗策を打ち出し、まるで冷戦期のようだ>

ラブロフは、最近のロシアと西側の緊張の原因は「過去500年にわたる西側の世界支配が終わりつつあるにもかかわらず、頑なにこれを受け入れないアメリカとその同盟国の姿勢にある」と指摘する。世界を支配する何世紀分もの習慣がこびりついている国々にとっては、今の世界情勢の変化は受け入れがたいのだろう、と

おそろしあのはなしとめいさんのたいおう(2018-03-14)」にも関わる問題。

連帯広報委員会 和歌山県警と奈良県警が関生支部に不当な家宅捜査。その裏側には裁判所の無責任な姿が浮かびあがる2018年3月20日

 共産趣味者的にたいへん満足できる文章である。

レイバーネット 関西生コンに権力弾圧〜警察の家宅捜索にネオナチが「同行」 2018-03-20 11:18:09

いずれも正当な組合活動を刑事事件にでっち上げたもので許しがたい。異様なのは、どちらの家宅捜索においても、業者団体の傭兵のようにして組合攻撃をつづけるネオナチ集団が、警察とほぼ同時刻に現場に立ち現れたことだ。組合は18日の強制捜査に抗議する声明を出した

 言葉の、いますこし正確な用法を求めたい点などもあるが、それも共産趣味的に許容されよう。

連帯広報委員会 関生支部、大阪府警による3・18弾圧に抗議声明を発表。大阪府警の不当な家宅捜査を糾弾。取組みの手を緩めず産業民主化の実現をめざしてゆく 2018年3月20日

本年3月18日、大阪府警が関西地区生コン支部(関生支部)に家宅捜索を強行しました。この家宅捜索は、昨年12月に実施したストライキ闘争を「強要未遂及び威力業務妨害被疑事件」としてでっち上げたものです

昨年12月のストライキは、5000円以上もの価格改善(引き上げ)が進む生コン業界に、従前から約束しているセメント・生コンなどの下請運送の輸送運賃引き上げを速やかに実施することを求めるためのものです

 抗議声明に曰く、「セメント・生コン運送労働者の最低年収600万円実現」。相当なもので、実現されるなら僕も転職したい感。特殊な免許を取らないとだめだろうから、多少ハードルはあるが。

 一般論として、特殊技能に対する評価・認知が低いという問題があり、この点の改善は全労働者的問題ではある。
 だいたい、世界は相当複雑化したので、個々の仕事はそれぞれ特殊技能によってこそ成り立つ専門領域になっていっているわけだ。そうして相互に敬意を持つべき専門家同士である労働者たちの連帯が―というふうに教育する私であるが、まあ世間やら同僚やらがそう認知しないらしいので困ったものである。

 様々な話題に関わる重要課題だと思うのだ:




 この「光栄に思え」は、「お前はオレ様が見出してやるくらいに有能なんだから、まあ誇りに思うといいぞ」ではなく、「世間的には無価値なお前を使ってやったオレ様の温情に感謝しろ」という方向であるらしく。




 自己実現、承認欲求の一種であるわけで、まあ学者なら査読論文でもなんでも書けばいいんじゃないですかねで済むんだが。



 ―でまあ、それなりに経済発展して職の自由が利く世界のほうが好ましいと私が思うのは、職の選択の幅があまりに少ないと、生存のためにブラック状況に耐え続けなければならないケースがより多くなるだろうなあというざっくりした思いに基づく。
 最近の若者はわりと条件がいいようで、結構なことですよね。

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