空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

統計上の数字をまずは事実と受け止める姿勢を示す人の例

2019-07-15 22:00:30 | Weblog
 最近の民衆の政治疲れの理由の一つには



 なんてのがあろうかとも思われる。
 まあその、安倍自民党が勝利するたびに死んでしまう民主主義は、繰り返し、次の選挙のときまでにはちゃんと生き返り、そして安倍自民党の勝利とともにまた死んでしまうらしいので、きっと不死鳥なのだろう。結構なことじゃないか、とかちょっと思う。

 さて



安倍政権になって」という条件節を引っこ抜くと「雇用指標は残念ながら」「かなり改善したようです」という物凄い文章になる。いえまあ、「残念ながら」は残念なことに安倍政権であったなあ、という意図だというのはよくわかるんですが。

 ともあれこの先生が、ある種大変真っ当なのは



 一応仮にもまあ確かに安倍政権下で数字が良くなったことは事実だよな、それは認めるよ、と認めているところ。尤も「失業率は、職探しをみんながあきらめると改善するので、注意が必要です」という、負け惜しみじみた付帯条件をつけるあたり、往生際が悪いともいえるが。

 何れにせよ、世間でよく見るタイプの(そして私の勤務時間を三日に一時間の割で圧迫していた老害の)ような「この現実をなかなか直視できず、ヘタなアベノミクス批判に耽溺する人」とは一線を画するあたり、少なくともこの一点にかけては見るに値すると思われる。

 …「学生の就職状況が劇的に改善してる」ということを正当に認めるあたり、現実が見えなくなってはいないという、素晴らしい特性を示している。この人となら話ができそう、と思えるあたり、大変貴重な人材なのではないか、と思えたのでメモ。

 でもなあ、「反緊縮」と主張している時点で、反アベないし反原発界隈の一部からは強烈な反対を喰らいそうではあるかなあ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 近畿大学・労組が夏季手当て... | トップ | 「声なき声」を許可なく代理... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事