空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

高校生平和大使の軍縮会議演説取りやめの一件(3)

2017-11-21 17:38:35 | Newsメモ
高校生平和大使の軍縮会議演説取りやめの一件(2)(2017-11-16)」「高校生平和大使の軍縮会議演説取りやめの一件(2017-11-14)」の続き

 西日本新聞さんが地味に更新中。

西日本新聞 高校生平和大使 許せない核保有国の圧力 2017年11月21日 10時33分

核兵器廃絶を訴える高校生の演説にまで圧力をかける核兵器保有国の横暴な振る舞いに怒りを感じる。その圧力を防げなかった日本政府にも失望を禁じ得ない

 まあその、国際協調という言葉もありますし。

この演説は日本政府が1日だけ高校生を政府代表団に登録して2014年から続いていた。ところが今年、中国の軍縮大使や次席が「高校生に議場から出ていくよう求めることもできる」などと日本側に繰り返し迫ったという」「高校生の純粋な平和への願いまで政治的に捉えるような姿勢は理解し難い

 高校生も政治的に無垢な存在―というのは、まあ二重に危ういかなあとも。そろそろ自己の見解を練り上げはじめる頃にあたる子もいるだろうし、これより下だと無垢なぶん、指導者の色に染まりやすいという側面が強く出て行く(学年がさがるほどに)。

もし核保有国の焦りの矛先が高校生に向かったのだとすれば、理不尽と言うほかない

 困ったことだと思うのです。



 正直、第一報からして筆頭第一容疑者は中国だったが。
 私は上品にそうは書かなかったはずだが。



 …ということもあるし。



 西日本新聞は、今回、株をあげた。情報小出しと言う点はせこいが、しかしそれは商売でもあるので仕方ない―注目度を上げるほうが商売として正しいですしね。ともかく、報道の王道を行ったと評価すべきだろう。



 ここらへんは、大いに賞賛し、見習うべきですよね。
 単に旧来のなんてことない通常の手法を地道に重ねるだけで特種にいたるっていうの。
 女性官僚を下半身的にアレして情報を…なんて非道な手法をとらずとも、官僚が公開している手法だけで結構なことができるという良い例。学者(候補生)も見習うといいな。

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