「In Chengdu, an early warning system triggered a siren that wailed across the city about a minute before the earthquake struck, Xinhua said.」
素晴らしい。仮にも数秒が得られれば、それだけでも、心構えができるだけでも、ちょっと物陰を目線で探す時間があるだけでも、わりに重要である。
「More than 500 firefighters have been deployed to the area and rescue teams are bringing in 5,000 tents, 10,000 folding cots and other supplies, the authorities said.」
この報道を見る限り、災害対策はここ最近、すっごい勢いで進展したものと思われる。国際的な救助は、即応にではなく、初期対応の後に必要となるもののようだ。というか、ふつー即応できてないとそこで人が死ぬし。
なので、まあ―その後の支援等々でなすべきことがあれば協調して仕事ができればよいことだねえ、と、そのように思うのである。
これは人道的な問題であり、諸国諸国民、諸人民の連帯の問題であって、平和国家ニッポンなる看板で生きてきた我々としては落としてはならぬ立場だと思うのだが―
あの方がイランへいって、総額2億7000万円余りの緊急無償資金協力を行うと伝え、それでこれhttps://t.co/MgrCFqXgj6 たいした外交ですな。
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) 2019年6月14日
安倍首相が言及したり、関与したというだけでこうまで侮蔑するのは、なんというか同胞に対する同情の心が足りないように思う。いやまあ、イランの一般人民なんぞ知ったことじゃないというのも立場ではあるが、我々のような小物は、こうした著名人御上流の方々から切り捨てられる側なので、困難に陥った人々が救援されることにはそれなりに好意的な反応を示すことがありえるのだと、ちょっと想像してみるといいんじゃないかなあ。
イランは、東日本大震災では日本を支援してくれたのに。室井さんは日本がイランへの洪水支援することに、ものすごく否定的で不満みたいですね。https://t.co/yS6kdAtltB
— 夏はつとめて (@yoursmins) 2019年6月14日
「圧力よりも対話を!」
— 雨雲 (@N74580626) 2019年6月15日
「イランに何をしに行ったんだw」
「弱者に寄り添え!」
「イランに災害支援? ばら撒きw」
「9条のおかげで日本は平和!」
「日本のタンカーやられてやんのw」
これ全部、同じ人たちが言ってるんだから凄いよなぁ。
この件ですかね。とても興味深い内容でした。https://t.co/JcJCFjhPOG
— 雨雲 (@N74580626) 2019年6月15日
「お金ばら蒔いてタンカー攻撃されてやんの、大したもんだ(笑)」
— こな蜜柑ちゃんpot (@reirei_pot) 2019年6月15日
みたいな事を言って大喜びしてるこの人以下リベラルな方々が揶揄してる「2億7000万円余り」ってこの事ですからね。
イランにおける洪水被害に対する緊急無償資金協力 https://t.co/gjc5V4bUo2
二度と「平和外交」などと口にするな外道。 https://t.co/gcH29joP0o
非難一色にもなるわな。
「軍備に頼るな、話し合いで戦争回避!」とか主張していたオバサンが、武力衝突を避けるべく仲裁に入った国が武力で蹴散らされる様を指さして笑ってるという謎の光景ほんとすげえな。アベをdisるためなら平和憲法を活かした平和外交も扱き下ろすとは大したもんだ。 https://t.co/l8zE7fJ71A
— しわすみ (@s_w_s_m) 2019年6月14日
なるほど、こういう文脈で用いられたなら、「オバサンというのは差別発言だ!」といって封殺に掛かるのも理解可能かな。
それはさておき、平和憲法をふまえた平和外交の限界が見えてはいる事例なわけで、まあ…「これが我らの進む道」と決意をかためるべきお話である。
ホルムズ海峡で日本へ向かうタンカーが攻撃された件、平和憲法の神通力やら平和外交の有効性やらがすべて全否定された事件なんだけど、何故か9条を崇め奉る人たちが大喜びしてる謎。事件の意味する事が理解できないのかな?
— しわすみ (@s_w_s_m) 2019年6月14日
ここは、沈鬱な表情で「それでもなお、先人が苦闘して構築してきた”平和国家日本”の看板を捨てるわけにはいかんのだ」とつぶやくところだろう。
だって軍事強国化しようとしても、金はたりねえわそもそも兵員たりうる若年層がたりねえわで、さしあたり20年くらいはぜんぜん動き、とれねえだろ、という気ははてしなくするし。
…アベノミクスが大成功して、この五年で「失われた20年」世代がまあ安心して結婚して子供の一人もつくることができれば(つまりそれより若い世代が二人目、三人目を作るようであれば)、まあ、20年後~30年後にもうちょっと軍備を強化できたかもしれませんねーとか。
ああ、だから、あの手の人たちにとって、アベノミクスは成功していいはずがないものだったのか。
まあ、成功とまではいえませんわな。
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