空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

四川で地震:当局の対応力は飛躍的に強化されているっぽい

2019-06-18 19:44:10 | Newsメモ
BBC Deadly earthquake hits China's Sichuan province 18 Jun 2019

In Chengdu, an early warning system triggered a siren that wailed across the city about a minute before the earthquake struck, Xinhua said.

 素晴らしい。仮にも数秒が得られれば、それだけでも、心構えができるだけでも、ちょっと物陰を目線で探す時間があるだけでも、わりに重要である。

More than 500 firefighters have been deployed to the area and rescue teams are bringing in 5,000 tents, 10,000 folding cots and other supplies, the authorities said.

 この報道を見る限り、災害対策はここ最近、すっごい勢いで進展したものと思われる。国際的な救助は、即応にではなく、初期対応の後に必要となるもののようだ。というか、ふつー即応できてないとそこで人が死ぬし。

 なので、まあ―その後の支援等々でなすべきことがあれば協調して仕事ができればよいことだねえ、と、そのように思うのである。

 これは人道的な問題であり、諸国諸国民、諸人民の連帯の問題であって、平和国家ニッポンなる看板で生きてきた我々としては落としてはならぬ立場だと思うのだが―



 安倍首相が言及したり、関与したというだけでこうまで侮蔑するのは、なんというか同胞に対する同情の心が足りないように思う。いやまあ、イランの一般人民なんぞ知ったことじゃないというのも立場ではあるが、我々のような小物は、こうした著名人御上流の方々から切り捨てられる側なので、困難に陥った人々が救援されることにはそれなりに好意的な反応を示すことがありえるのだと、ちょっと想像してみるといいんじゃないかなあ。






 非難一色にもなるわな。



 なるほど、こういう文脈で用いられたなら、「オバサンというのは差別発言だ!」といって封殺に掛かるのも理解可能かな。
 それはさておき、平和憲法をふまえた平和外交の限界が見えてはいる事例なわけで、まあ…「これが我らの進む道」と決意をかためるべきお話である。



 ここは、沈鬱な表情で「それでもなお、先人が苦闘して構築してきた”平和国家日本”の看板を捨てるわけにはいかんのだ」とつぶやくところだろう。

 だって軍事強国化しようとしても、金はたりねえわそもそも兵員たりうる若年層がたりねえわで、さしあたり20年くらいはぜんぜん動き、とれねえだろ、という気ははてしなくするし。

 …アベノミクスが大成功して、この五年で「失われた20年」世代がまあ安心して結婚して子供の一人もつくることができれば(つまりそれより若い世代が二人目、三人目を作るようであれば)、まあ、20年後~30年後にもうちょっと軍備を強化できたかもしれませんねーとか。

 ああ、だから、あの手の人たちにとって、アベノミクスは成功していいはずがないものだったのか。
 まあ、成功とまではいえませんわな。
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