空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「産婆の間引き」と謎概念「生後堕胎」

2023-07-26 12:34:02 | ノート


 被告人の落ち度とだけ言うのは流石に厳しい。避妊具のコストさえケチるようなお店の問題もあろう。あるいは客が無理を通して避妊具ナシを強要したのなら、落とし前をつけるお店であれば―ということもあろうか。その点、相応の従業員の保護もしない使用者と言うのはどうかと思われる。



 充分な給与があれば、一定の健康管理の責任は労働者側にあるだろう。引っ越し屋さんがある日、ちょっと仕事がきつすぎて筋肉痛がひどく、整体屋さんにいった―というのは、労災とまではまあ、いかないのでは。いや厳密には労災だろうけど。

 教員がノーマスクで教室に出入りし、それで風邪をもらって病院にいくなら、それは日常的な心掛けが悪いということになるだろう。

 同様に、十分な給与が出ている条件下では、避妊ピルの服用は…
 …全面的にとはいえないが、一定程度は労働者側の自主的対応に含まれるかな。
 …いやあ、やっぱり大原則で「生」禁止で、ルール破りの客が発生した場合の緊急対応として職場に薬を常備、くらいがまずは正統的対応じゃないかなあ…。

 まあ上述の件は個々の労働現場・業種における必要な対応とはなにか、という話だが。



 この「「生後堕胎」」は「忌まわしい発想」などと評すべきだろう。



 嬰児殺害ということでは「産婆の間引き」の問題に連なる。何らかの基準で「不要な」生命への生殺与奪の権を広範に認める、こうした思想・発想はやはり「基本的人権の尊重」の思想とは反するものだろうなあ…。

 …危険思想の持主とは、まあ、できるだけ距離を取った方が、とは流石に。



 明瞭な意識を示さない存在に対する共感のなさときたら、かなりのものがあるらしい。そんなことを思い起こしたことです。
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