議会は死刑をもって涜神罪を罰すべしとす：アフガニスタン

　23日に報道がありました，アフガンでの涜神罪裁判の件（「涜神罪は死をもって償われよ―アフガニスタン」），続報です。

BBC South Asia Afghan senate backs death penalty 30 January 2008

　アフガンの上院は北部マザリシャリフで下された，涜神罪に対する死刑判決を支持する旨，表明（☆追記：すぐさま取り下げる）。被告Pervez Kambakhsh氏は23歳，学生にしてジャーナリスト。容疑を否認する。
　国連は判決を非難する。アフガン政府は，判決は最終的なものではないとし，この件は「非常に注意深く」扱われるべきであるとする。

　アフガン議会の声明は，票決されたものでないとは言え，その指導者，カルザイ大統領の同盟者Sibghatullah Mojaddedi氏のサインを持つ由。上院は裁判に介入する権限はないとはいえ，あえて行われたこうした動きは，裁判の独立に影響を与えるかもしれない―との専門家コメント付き。

　その涜神的マテリアルというのは何ものか，どうも解りませんが，イスラム社会における女性の役割に関係するものだ―と曖昧な書き方がされてます。

　まぁまぁ，国際的関心を呼んでいる事件のようですし，続報を待つと言うことで。

☆追記：議会の動きは法的に不適切であるようで（尤もだ），翌日，31日の報道によれば，議会は死刑判決支持表明を取り下げた由：BBC Afghan senate's blasphemy retreat 31 January 2008 By Charles Haviland

　ん，これから読むです。