空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

よーしおぢちゃんもっとがんばっちゃうぞー

2011-09-26 22:54:28 | Weblog
 読んでみようかとか思った本メモ:
塩川伸明『民族とネイション ナショナリズムという難問』岩波新書(798円)
 ネット上の書評を軽く見たが,まずは完全に無難な入門書として読めるもののよう。端々に挑戦的な文章を混ぜ込んでいるらしいが,それが読めなくともきちんと『ああ勉強になるなあ』と思わせることができるほどの良書の様子。
 新書であるし,学生に買わせても悪くはないか(もちろん,自分でチェックしてからでないと講義には使えないが)。

アーネスト・ゲルナー(Ernest Gellner),加藤 節『民族とナショナリズム』岩波書店(2,520円)
 古典的著作として。

現代演劇協會『福田恆存戯曲全集』(第5巻,2,500円)
 文化人笑劇「解つてたまるか!」所収の由。取りあえず「竹内洋の読書日記 第28回[東洋経済・2009.1.24]から,メモ。
 登場する進歩的文化人に「解ります。よーく解ります」の台詞があるそうだが―『パタリロ!』に,パタリロの台詞で同じものがあった覚えがあるが,その出典なのかもしれず。古い漫画家さんたちの教養は,意外にといおうか,侮れるものではない。


忘却からの帰還 バズビーと"学術誌" 2011年09月24日
 ひどいざまである。
 学会を支配する知性であって,その人が書かなければ何も始まらないということはありえるかとは言っておこうと思うが,有力ライターの一人が自分の会社の商品の提灯記事書きとか,ちょっとあのあまりにも。


@robo7c7c ナナシ=ロボ(福島市) 「ああ、良い、これは良い。「アフリカの角、飢饉」と「東アフリカ大旱魃」ちう二つの言葉を目にしてピンと来ない人は読んどけ読んどけ<ソマリア・ヲチャ氏のために #goo_teiresias 」(2011/9/26)

 なんだっけ,この国の中高年は褒められることが少なかったから,そんな機会があるととても大事に思うとかなんとか。よーしおぢちゃんもっとがんばっちゃうぞー。

 まー一応,「日本とソマリアを直で比較するのは無理なんじゃね?」的話はありますが―別に日本は農業で”喰って”いるわけじゃないだろう,とか。そうした諸々の力一切合切も含めて「我々の力」なのだな。民主主義国家のありがたみよ,とか思うわけである,うん。

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