空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アルシャバブ・12月攻勢

2011-12-09 00:21:38 | ソマリア関連
 アルシャバブはこの火曜,水曜から連続して攻撃を仕掛けている。…このメモではBBCから見る:

BBC Somalia fighting: New clashes in capital Mogadishu 8 December 2011  Last updated at 14:28 GMT

 ソマリア首都モガディシュでは,ここ数か月で最も激しい戦闘が行われた由。これは政府側にとっては”major setback”である。

 木曜夜明けすぐに,モガディシュ北のKaranおよびHuriwaでアルシャバブとAMISOM・政府軍との間に戦闘。AMISOMは戦車や砲を持ち出したそう。戦闘は―数時間行われて,アルシャバブは失地回復せず。Will Rossは攻勢失敗と評価する(the fighting lasted for several hours as al-Shabab tried, but it seems failed, to seize ground)。

 しかしアルシャバブ側はAMISOM兵4名,政府軍兵9名を殺害したと誇る。政府側はアルシャバブ兵6名を殺害したとするが。とりあえず何れも独立の確認情報はなし。

 興味深いことだが,これに先立つ水曜日,アルシャバブはモガディシュ南部のWadajirのAUトレーニングキャンプを攻撃したという。比較的安全とみなされてきた地域だ(北部Karanあたりは以前からの激戦地)。

 火曜日には北部のHodan地区で自爆テロ(少なくとも5名死亡)。

 BBC通信員曰く,これらの事件はアルシャバブがまだ首都を離脱していないこと,また,地域コミュニティに浸透していることを示唆する。

 また―私が思うに,連日,北へ南へと事件を起こして,”ゆさぶって”いるものでもあろうか。多少なりと戦術的であるかな。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ケニア議会はソマリア介入部... | トップ | Abu Mansurはイスラム法学者... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソマリア関連」カテゴリの最新記事