空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

マリ政府は国連平和維持軍展開に消極的である

2013-02-12 23:32:12 | Newsメモ
 国連事務副長Jan Eliassonが語る。

BBC Mali 'hesitant' over UN peacekeeping force 12 February 2013 Last updated at 10:26 GMT

 フランスは来月にもマリから兵を引き揚げたい意向(そりゃあさっさと引き揚げたかろう,ただ居ても経費はかかりまくるし,しくじりがあったら戦果も台無しだ)。諸国は国連主導の平和維持軍案に賛成の気持ちを強めるが,現時点でマリ政府から「明確な青信号」は出ていないのだという。

 とはいえ,Islamist militantsは消滅したわけではなく,戦闘をほとんどせずナイジェリアとの国境近くのサハラ砂漠・山岳地帯に撤退したのみである。また,先の日曜,Gaoでは四時間ほどの戦闘が行われた由。現在は平穏だとはいえ,戦闘員は人民の海のなかに溶け込んでいる可能性がある。マーケットは月曜も閉じたまま。

 金曜,土曜にはGaoの検問二個所が自爆テロに襲われた。犯行声明はMujao(The Movement for Oneness and Jihad in West Africa)から発せられている由。広報担当者のAbou Walid Sahraoui曰く,「我々はフランスとその同盟者に対してさらなる攻撃実行に献身している」。

 ―そして国連平和維持軍の展開は,コンバット・フェイズが終わってからだ。その方向に進んでいるとEliasson氏は語る―

 ―が,Mujaoの攻撃はフランス軍を引き留めようという方向に作用するだろう。

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