空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

二人の研究者の明暗

2018-01-24 23:26:00 | ノート
 うわあ読みたくねえ:

Yahoo! News 光と影~31歳教授誕生と36歳任期付き助教の研究不正からみえるもの 2018 1/24(水) 19:17 榎木英介 | 病理専門医かつ科学・技術政策ウォッチャー

横浜市立大学は22日、再生医学研究で優れた成果を上げている医学部の武部貴則准教授(31)を、15日付で同大学先端医科学研究センター教授に任命したと発表した。学内では現役最年少の教授となる
31歳での教授就任は、33歳で筑波大教授になった岡野栄之慶応大医学部教授を上回る速さだ

この華々しい昇任が発表されたまさにその日。同じiPS細胞の研究で研究不正(捏造、改ざん)があったことが発表された」、しかも当人が「36歳の任期付きの助教だったことが明らかになり、その不安定な身分との関連が取りざたされている」。

 正直、この1-2年くらいの問題としては「科研費若手研究だが、来年度より大きな変更がある。応募資格が39歳以下から博士号取得後8年未満となること、500万円以上3000万円以下の助成が行われる若手Aがなくなることが大きな変更点」そんなわけで「39歳すこし手前で博士号取得後8年以上の年代の研究者が、あてにしていた研究費がなくなるという、急にはしごを外されたような恰好になっている」。

現在ポストドクターが1万5千人程度いると推定されるが、大学教員などの数は増えておらず、研究者になるのは厳しい。一方、民間企業は年功序列などもあり、なかなか35歳博士号取得者などを採用しない

 ほんとマジ吐き気がします。マジ。

2018年1月22、23日に、同じ分野の2人の若手研究者に当てられた光は、決して勝者と敗者を生み出すものではない。
 あの日があったから、研究歴を持ったり博士号を持ったりした者が、研究も含め、社会の様々な問題の解決のためにより活躍できるようになったと言われるために、私たちはそれぞれの立場で行動していかなければならない


研究環境の悪化というが(2017-12-04)」

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