空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

講義用メモ:自称「反差別」界隈の差別意識の件

2018-04-24 20:26:58 | ノート
 教材にできるような見事な事例ではあるのだが、教材にしにくい微妙にマイナーすぎる領域でなあ。























 追加
Togetter 【日本リベラル】「オタクに人権はない」論から見る日本リベラル派の終焉【個人用まとめ】

 あと、『ある意味左派がいなくとも自己完結するようになった』には幾つかの要素・状況が隠れている。
 要は、30年前とかに左派ががんばって実現・革命しようとしていた様々な理想は、すでに一般化し、”並みの人たち”が”いつか実現するべき内容”と思うようになってしまったのだ。具体的には男女平等とか。

 なので、男女平等などの理念が、一般人民が、日々の努力なりたまの法律改正なりで追々やってくものになってしまった関係上、はるか過去であれば「左派」と呼ばれたはずのひとたち(の一部)の手が空いてしまった。そのうち「小人」が、この閑居に耐え切れなくなって不善をなしているというのが現状なわけだ。

 ということで、「右派の躍進」とひとが思っている現象のそれなりの部分には、30-40年前なら十分革新系扱いされた内容が含まれているはずだ。

 だから、特に右派的な主張は微妙に却下される。具体的には靖国参拝しないと絶対許さないマンとか、韓国の言い分を必ず却下しないとサヨク認定しちゃうぞマンとか。

 そこのバランスがまだしも上手いので―例えばヴィヴィッドな例だと慰安婦問題妥協―、安倍首相は中道右派を中心に、わりとはばひろい支持をそれなりに取り付け続けるという現象が起こるわけだ。

 人民にも各種種類がいるわけであり、それなのに単に左右でわけたりアベに騙されているんだと言い募ったりアベは実はサヨクだとかなんとか言い募るだかなんだかの極端主義者は、実のところ、大衆的支持を得ていないのだと私は解釈している。

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