空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アルシャバブは国連食糧計画を非難;Jesus Tito大佐語る

2009-11-16 22:00:22 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia's Al-Shabaab accuses WFP of being farmers obstacle Nov 15, 2009 - 1:21:40 PM

 アルシャバブの広報担当者Sheikh Ali Mohamud Rageは国連食糧計画を非難する。
 説明を加えつつ要約するが,収穫期にわざとダメになった穀物を配給して,しかし『タダで食料を配る』ということで,苦労して農作業に勤しむ農民の意気をくじいているというわけ。

「国連食糧計画は塵芥に汚れた,乾ききった食糧―米国に供給されたものだが―を配っている。しかもソマリアの収穫期に,意図的にぶつけてきてるのだ」(直訳じゃないですけどすげぃいい訳ができた気がします)。

「ソマリの農民たちは,その成果を売却するのに厳しい季節を迎えている―国連食糧計画が全国に食糧援助を分配し,そして意気阻喪させているのだ」

 また,ソマリ民衆には国連の食糧に依存しないように求める。
 この声明はアルシャバブが農民たちと会合を開いて後に開かれたものといい―やはり,一定の農民の声を反映するものであろうかと思います。

 ―但し,一般人が食料を買えないのは,貨幣を獲得する仕事もないからでもあろう。そもそも経済が破綻状態にあるはずですし。

 外国の援助だのに頼らず,誇りある生業をもって誇りある国民生活を!というのは,まあわりかし共通の願いかと思われ。実現可能かどうかというのも気にして欲しいですが。

 …いやさ,モガディシュだけでなくキスマユをも堂々たる国際港にしたて,内陸…つまりケニア奥地とかとりわけエチオピアの港として機能させることができれば,割のいい商売になる気がするんだけど…。……アルシャバブ政権では無理っぽいなあ…。



Garowe Online Somalia: Mogadishu violence claims seven Nov 15, 2009 - 1:01:50 PM

 ソマリア首都モガディシュでブルンジ軍の駐在する基地(モガディシュ北部Jalle Siad Military base)に反政府側から(と思われる)攻撃,少なくとも7名が死亡,11名が負傷。死者のうち2名は反政府派のものという。但し,アルシャバブの声明はなし。

 戦闘は土曜夜に起こった。奇襲であって,「基地近くに7発の迫撃砲弾が飛び込んだんだよ。死人を5人見た。戦闘で死んだようだ。あと何人か,民間人が迫撃砲で負傷した」とDaynile地区住民Musa Alasow氏は言う。

 ブルンジ軍広報官は基地内に数発の迫撃砲弾が着弾したと認め,負傷者が2名出たと公表。


 どうでもいい話ですが…この広報担当者,Col. Jesus Titoとおっしゃるそうで…


 …むやみやたらに強力そうですね。じーざすでちとーですか。神の子にして元帥閣下とは,もはや向かうところ敵なしの勢い。怖いのは女房と娘くらいに違いあるまい。

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