空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

モガディシュ政府Kismayo派遣団は帰還

2012-12-31 13:24:28 | 「ジュバランド」
 土曜日のこと。

GaroweOnline Somalia: Federal delegation's visit to Kismayo stirs renewed controversy Dec 30, 2012 - 6:10:16 PM

 Abdikarim Hussein Guled情報相率いる派遣団は,27日(木曜)にKismayoに到着,現地政治家・軍事指導者・長老たちと会談したものの,彼らの会談は行き詰まりに終わったとKismayo政治のインサイダーなる人物はGarowe Onlineに語るのだという。

 ―もちろん,行き詰る点とは,Jubaland体制についての話だ。

「Jubaland構想については不和があった。連邦閣僚は,モガディシュ政府がKismayo districtのために三か月の暫定統治機構を指名しようと言ったのだが」と続ける,Kismayo指導部はこの提案を「拒絶した」。「Kismayoの政治グループは,地元氏族の支持によって,公衆大会でもってJubalandの構築をするのを追及している」。

 そのKismayoの政治指導者と書かれるSheikh Ahmed Mohamed Islam (Ahmed Madobe)が語るには,「ソマリアは連邦システムを受け入れた。そしてこの国はいま,連邦憲法をもっている。今日,我々は連邦政府の代表団の訪問を迎え入れた。彼らは,モガディシュのソマリア指導部のメッセージを届けてくれたのだ」。さらに「KismayoおよびJubaland地方が,地元の民衆に支持された指導部を形成するだろうことは合意されている。地元民は,その指導部を選挙するだろう」である(なお参照「モガディシュ政府代表団がKismayoを訪問」)。

 さあ,中央政府のかじ取りや如何に。
 中央政府の統制下のJubaland県に,はたして収め得るものか。「より独立性の高い」Jubaland州で妥協するか,それとも「極めて独立性の高い」Jubaland自治国とかできちゃったりしやしないか。興味深いところですね。

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