Garowe Online Somalia: AMISOM, insurgents trade accusations over Bakara shelling Aug 9, 2009 - 4:41:21 PM
土曜のバカラ・マーケットに対する砲撃の件で,AMISOMと反政府側とは互いに互いを非難する。AMISOM「我々は砲撃に関与していない」,insurgents「AMISOMが撃った」。砲撃のあった時分は,ちょうどSheikh Sharifが乗った飛行機が着陸するころだった
…などと,ええまあ。このような仄めかしはなかなか高度ではあるまいか。
PressTV(Iran) Eight killed in Mogadishu clashes Sat, 08 Aug 2009 23:21:25 GMT
政府側(警察)の発表を採用したか,しばしばアルシャバブに親しげな(又は,西欧の支持するソマリア暫定政府を嫌悪するかのごとき)態度をとるIranのPressTVは,砲撃は反政府側のものであると報じる。
…結果として民間人を虐殺する格好になっているのですが,それでいいの?
民間人虐殺の汚名は,できれば「敵」に被せたいとアルシャバブ自身が思っている(であろう)ところなのに―そういう理由があればこそ,政府側だって(よし自分たちの行動だろうと)『反政府派の犯行です』と言うであろう所,一方の発言だけを以てこうした報道をするのは,些か下手ではなかろうか。
大体が,PressTVはBBCに対抗するプロパガンダ媒体を意図するものではないだろうか。違うの? 僕は今までそのような方向に信じてきて,期待を裏切られたことはないんだけど。
或いは,PressTVの中の人的には,『(西欧~米国の傀儡たる)ソマリア暫定政府に対する勇敢な攻撃』こそが価値あるもので,そのように報じることが重要なのだろうか。
もしもそうなら,ある種の(人々の)行動には大いに納得がいく。ソマリ人の命が失われようとなんだろうと,『正義の』勢力が『正義の』行為をなすことが重要なのだと,そうした人々が信じていればこそ,巻き添えになる『名もなき草花』の命に無感覚でいられるのだと。
ただそれ,明らかに現地の武装勢力の利害と齟齬をきたす点があるんでして(※アルシャバブは,今回の砲撃が民間人虐殺を結果したことについて,AMISOMの責任を言い立てている),その点,自覚できる頭脳は…
…まあ持ち合わせがないんだろうな。ある種の人々は。
Garowe Online Somalia: 2 police officers killed in Mogadishu blast Aug 9, 2009 - 3:50:00 PM
ShabelleMediaNetwork Big explosion kills 2 in Mogadishu 8/9/2009 6:17:00 PM
モガディシュのWaberi地区で路肩爆弾炸裂。Garowe Onlineの伝えるところでは警官2名死亡,その他4名負傷。Shabelle Media Networkでは民間人2名死亡とあり。
前者では,警察車両が打撃され警官が死亡したとされ,後者では軍の車両を狙った地雷が誤って民間人を殺害した,という話になっています。
恐らく,同じ事件を伝えるものですが,新聞記事は突き合わせるのが常識よねぇ,という話が思い出される事例というべきか。
ShabelleMediaNetwork Islamists warn fighting that starts in Gedo region 8/9/2009 5:49:00 PM
GedoのHizbul Islamが,暫定政府とエチオピア軍が自分たちへの攻勢を計画している!と主張。
Garowe Online Government forces tighten security in central Somalia town Aug 9, 2009 - 3:19:30 PM
ShabelleMediaNetwork Government soldiers injure two people in Beledweyn town Posted: 8/9/2009 4:02:00 PM
ヒラン県ベレトウェインで,政府軍兵士が施政官宅前を走りぬけようとした民間車両に銃撃,2名負傷。…これは兵士に同情すべき理由はあるわねぇ。
なおGarowe Onlineの記事中には,市民は政府側の命令に従いつつあると―色つきガラスの車両の禁止や,お祈り時間中のお店閉店など―報ぜられています。但し,女性のhijab着用については,もとから「広く行われていたわけではない」ため,どーにも従いづらいという仄めかしが,一市民の言として述べられています。
僅少というわけではなく,暫定政府がモガディシュを制圧した時分には,世俗政権らしくヴェール着用を禁じて女性からヴェールを奪い,大量のヴェールを燃やすパフォーマンスをしたこともあり―一定の着用の習慣があったことも確かです。
しかし全女性が着用するなどとは,やはり想定外のことだったのでしょう。アルシャバブ支配下の村では,仕立て屋さんに女性が列をなしたそうですし。
土曜のバカラ・マーケットに対する砲撃の件で,AMISOMと反政府側とは互いに互いを非難する。AMISOM「我々は砲撃に関与していない」,insurgents「AMISOMが撃った」。砲撃のあった時分は,ちょうどSheikh Sharifが乗った飛行機が着陸するころだった
…などと,ええまあ。このような仄めかしはなかなか高度ではあるまいか。
PressTV(Iran) Eight killed in Mogadishu clashes Sat, 08 Aug 2009 23:21:25 GMT
政府側(警察)の発表を採用したか,しばしばアルシャバブに親しげな(又は,西欧の支持するソマリア暫定政府を嫌悪するかのごとき)態度をとるIranのPressTVは,砲撃は反政府側のものであると報じる。
…結果として民間人を虐殺する格好になっているのですが,それでいいの?
民間人虐殺の汚名は,できれば「敵」に被せたいとアルシャバブ自身が思っている(であろう)ところなのに―そういう理由があればこそ,政府側だって(よし自分たちの行動だろうと)『反政府派の犯行です』と言うであろう所,一方の発言だけを以てこうした報道をするのは,些か下手ではなかろうか。
大体が,PressTVはBBCに対抗するプロパガンダ媒体を意図するものではないだろうか。違うの? 僕は今までそのような方向に信じてきて,期待を裏切られたことはないんだけど。
或いは,PressTVの中の人的には,『(西欧~米国の傀儡たる)ソマリア暫定政府に対する勇敢な攻撃』こそが価値あるもので,そのように報じることが重要なのだろうか。
もしもそうなら,ある種の(人々の)行動には大いに納得がいく。ソマリ人の命が失われようとなんだろうと,『正義の』勢力が『正義の』行為をなすことが重要なのだと,そうした人々が信じていればこそ,巻き添えになる『名もなき草花』の命に無感覚でいられるのだと。
ただそれ,明らかに現地の武装勢力の利害と齟齬をきたす点があるんでして(※アルシャバブは,今回の砲撃が民間人虐殺を結果したことについて,AMISOMの責任を言い立てている),その点,自覚できる頭脳は…
…まあ持ち合わせがないんだろうな。ある種の人々は。
Garowe Online Somalia: 2 police officers killed in Mogadishu blast Aug 9, 2009 - 3:50:00 PM
ShabelleMediaNetwork Big explosion kills 2 in Mogadishu 8/9/2009 6:17:00 PM
モガディシュのWaberi地区で路肩爆弾炸裂。Garowe Onlineの伝えるところでは警官2名死亡,その他4名負傷。Shabelle Media Networkでは民間人2名死亡とあり。
前者では,警察車両が打撃され警官が死亡したとされ,後者では軍の車両を狙った地雷が誤って民間人を殺害した,という話になっています。
恐らく,同じ事件を伝えるものですが,新聞記事は突き合わせるのが常識よねぇ,という話が思い出される事例というべきか。
ShabelleMediaNetwork Islamists warn fighting that starts in Gedo region 8/9/2009 5:49:00 PM
GedoのHizbul Islamが,暫定政府とエチオピア軍が自分たちへの攻勢を計画している!と主張。
Garowe Online Government forces tighten security in central Somalia town Aug 9, 2009 - 3:19:30 PM
ShabelleMediaNetwork Government soldiers injure two people in Beledweyn town Posted: 8/9/2009 4:02:00 PM
ヒラン県ベレトウェインで,政府軍兵士が施政官宅前を走りぬけようとした民間車両に銃撃,2名負傷。…これは兵士に同情すべき理由はあるわねぇ。
なおGarowe Onlineの記事中には,市民は政府側の命令に従いつつあると―色つきガラスの車両の禁止や,お祈り時間中のお店閉店など―報ぜられています。但し,女性のhijab着用については,もとから「広く行われていたわけではない」ため,どーにも従いづらいという仄めかしが,一市民の言として述べられています。
僅少というわけではなく,暫定政府がモガディシュを制圧した時分には,世俗政権らしくヴェール着用を禁じて女性からヴェールを奪い,大量のヴェールを燃やすパフォーマンスをしたこともあり―一定の着用の習慣があったことも確かです。
しかし全女性が着用するなどとは,やはり想定外のことだったのでしょう。アルシャバブ支配下の村では,仕立て屋さんに女性が列をなしたそうですし。
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