中国はソマリア再建に協力する：ソマリア

　ソマリア暫定政府は中国政府と協定を結ぶ。31日金曜，中国の駐ケニア大使がモガディシュを訪れ，首都のインフラ整備への協力を約したもの。ソマリア側はYusuf大統領が，中国側はDu Qiwen大使がサインしたもの。

SomaliNet Somalia and China sign new deals over investment Fri. August 31, 2007 10:00 pm.- By Mohamed Abdi Farah

　調印に先立ち，中国代表は首都を視察，以前所有していた煙草工場，マッチ工場，以前中国企業が建っていた場所，またモガディシュのフットボールスタジアムそのほかを訪れた由。

　なお中国使節は100万ドルをソマリア政府に与えた由。これとは別でしょう，政府広報官Gobbdan氏に500ドル，ソマリアの健康問題に取組むようにとWHOのエージェントさんに500ドル，提供した由。


　中国は以前の，プントランド地域での石油開発利権を確保，ないし回復するよう（過去記事参照のこと），早速活動を始めた―といったところでしょうか。大胆な，また間をおかない活動振りです。

　なりふり構わぬ，ともいえますが―エチオピアで石油を開発しつつあり，エリトリアで鉱山開発（だったと記憶しますが）に一口噛み，でソマリア復興に大規模援助―。明確に対立したり，非常に微妙だったりするこの3国に対する態度だけでも，こうです。
　一貫しているだろう意図は「国益」，経済発展のための資源確保でしょうか。国際社会における発言権増大のためにもなりましょう。ここまでくると，いっそ爽やかでさえあります。

☆誤植訂正☆「註」→「駐」。