空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

『銀英伝』で勉強が進む現実世界の例

2019-03-16 21:54:31 | Weblog
朝鮮日報 【社説】軍将兵の調査権まで握る韓国の市民団体 2019/03/16 09:03

「軍人権センター」と称する市民団体が昨年11月以降、少なくとも2つの韓国軍部隊に出入りして将兵を調査した事実が判明した。昨年11月に陸軍第27師団にファックスで「面談要請」を通知すると、師団長が許可を出し、部隊内で兵士65人を面談調査した。今年2月には海軍第2艦隊に入り込み、幹部1人と水兵2人を調査した

 まあその,不当な人権侵害を第三者機関が調査するというのは,それはそれなりに正当性がありましょうが

27師団は、この市民団体から「(言葉の暴力など)関係者を補職から解任し、措置結果を返信せよ」という「指示」まで受けていた

 指揮権はないわな。そうまでの権利があるなら,「第三者」じゃないものな。

軍部隊が市民団体に振り回されるのは、政権がその背後にいると信じているからだ

この団体は現政権になって、朴賛珠(パク・チャンジュ)陸軍大将夫妻が公館兵(住み込みで高級指揮官の官舎の家事に当たる兵)にありとあらゆる雑用をさせたりいじめたりしていた「公館兵パワハラ事件」や、機務司令部(韓国軍の情報部隊)の文書などを暴露してきた。陸軍大将はパワハラで捜査を受けていたのに、突拍子もなく、わいろとして184万ウォン(現在のレートで約18万円)相当の供応を受けた罪で裁判にかけられた

 どっちみち不名誉だが,突拍子もなく―なんてのは,誰かを失脚させようという時のパターンではある。建国のころもあったっけな,たしか。実戦派の師団長をひっぺがして建国委員会よりの人物をつけたりとか。









 とまあ、銀英伝は真面目に勉強するとすっげえ勉強になるのである…。そんでもって,現実の韓国でも,なんかそれっぽい状況が看取されるっぽいなーという昨今の情勢。いやあ,歴史って,本当に繰り返すんですねえとか。

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