ブラジル：死者2万人突破

　ブラジルはこの新型コロナウィルスによる死者2万人を突破する、世界で第六番目の国となった由。流石は南米の大国。なお感染者確認数は31万。死亡率約6.5％ってところか。

BBC Coronavirus: Brazil's death toll hits 20,000 22 May 2020

　確認感染者数としては米国・ロシアに次ぐ数。まあ、さすがは大国。こういう数字をみるにつけ、うちの国の好成績はやはり有数のものだなあと思わされる。いやまあ、「経済に寄与しなさそうなじじばばを一気にまとめて片づける」という評価基準を取れば最低ランクですけど、まあ世間には最低水準であればこそ好ましい数字とかあるでしょうし（※個々人の政治思想・倫理思想等々のあり様による）。

「Brazil has become the sixth country in the world to report more than 20,000 deaths from the coronavirus amid warnings the outbreak has not yet reached its peak.」

「More than 310,000 infections have been confirmed, the third-highest number worldwide after the US and Russia.」

「President Jair Bolsonaro has repeatedly dismissed the risks posed by the virus.

On Thursday, the country's far-right leader continued his calls to ease lockdown measures imposed by state governors and mayors to revive a flagging economy.」

「The number of deaths in Brazil is doubling roughly every two weeks, compared to about every two months in the UK, four months in France, and five months in Italy.」

　この犠牲者数倍々ゲームですが、ブラジルったら二週間ごとに倍だよ、というメモがある。UKなら二か月、フランスは4か月、イタリアなら5か月ですかね、と。

　…いやね、ヨーロッパ諸国はじめ、高齢化が激しい国では死亡者が多い傾向があるようで。だからうちの国はかなーり戦々恐々として対応していたのだろうけど。ブラジルは、たしか、高齢人口はさほどなかったはずではないかな…。

　…いやまあ。こういう反西欧的というか、西欧でよしとする基準に反しがちな大国指導者がいる国であればこそこう、報道資源を割かれている可能性もあり、他の南米諸国は今どうなっているかな―などとも思われることである。