空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

研究業界の嘆き節

2017-03-01 22:47:55 | Weblog




 私も食いつぶされてゆく世代ですな。一応仮にも、同世代の中ではマシな職を確保できたけど。職に就くにあたって「お前、そこまで魂売ったの?」と言われたくらいにアレだけど。まあ研究者番号くらいなら確保できるし。

 …あれほど、みなが渇望している研究者番号を無駄にしている「同僚」たちを毎日見せ付けられるのは難だが。

 食えなければ、食える見込みがなければその道を諦めることだろう。

 なお、カネモチ子弟は親の金等々を当てにして趣味的領域を楽しむことができるだろう。なかなか悪趣味な図じゃないかな、ブルジョワ出身のディレッタントが、人民の闘争の歴史を趣味的に回顧するの。



 超単純に、時間を食われますからねー。



 まーいろいろ聞こえる足音もあるので、私は自分が生き残るための努力はすることにする。





 まあ、なので、私の個人的努力でどうにかなるものではないのだ。

「トキワ荘の青春」への平野先生コメント:





 映画を見てない分際で言うのもなんだが(大体の事情は分かる)、学者になる前、学者を志す前に見るべき映画かもしれない…。
 …まあその、比較的早くサラリーマンになった私が言うのもなんだが。

 …そこらの末端学校に就職することなど、学問に対する裏切り行為だ、なんて見解らしく、私を劣等存在扱いするらしい向きもあることだしなあ。いやまあ私も分からないわけではないが。しかし、いまどき、「いい大学」に行ってもエライ苦労をさせられるのであり(倒れた面々を思い起こしつつ)。なら、多少社会的認知は低く、給料も低いにせよ、気楽に外部研究費をさくさく貰って生活できる今の私の状況も、なかなか悪くないよなあとも思う。



 素晴らしく有能な、見識のある上層部の姿である。



 素晴らしく有能な、見識のある、そして良心的な上層部の姿である。なおウチではどうだったんだろうなあと(改革案が示された)…私に話を聞きにきたのは、上層部ではなくて、上層部が選んだ若手であった。
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