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てらまち・ねっと



 早朝のテレビでビックリ。
 昨夜、岐阜県元副知事・森元恒雄参議院議員が、梶原知事も了解していたと報道機関にファックスで公表したという。
 今朝の朝刊各紙を見た。

 前梶原知事は昨日、約1時間40分、検討委員会に聴取されたそう。
 そして、明日9日から10日間、アフリカ方面に私用で出かけるので、その前の今日、県庁で記者会見するという。

 森元氏は、この梶原氏の7日の聴取と8日の会見(予定)の間に自ら公表するという位置づけ。外堀が埋まる前知事。

 が、梶原拓ブログには何も書かかれていない。
 日本再生研究会 拓さんのブログ 

 そこで、かわりに、昨日のブログでも触れた、かつての裏金の窓口のひとつ、「イベント実行委員会」での裏金づくりのスクープ記事を当時のフライデーから紹介する。
 その1997年3月21日号とする雑誌の発行日の夜、私たちは定例の会議を行っていた。その日のエピソードは、うわさを聞いて、何人もの人が、あちこちの書店で探したが、売り切れで、店頭に無かった、というもの。
 「岐阜近辺の店は、県職員が買い占めた」そう。
 やっと手に入った1冊。貴重な雑誌。
 実行委員会の会計文書は、県職員の机の上にあるが県の公文書でなく実行委員会の文書だから情報公開条例の対象ではないとの手前勝手な理屈で、請求書や領収書など一切の文書を全面非公開。地裁で全面敗訴、高裁で全面勝訴、最高裁でこちらの勝訴が確定したのは 昨年05年9月13日。 これも岐阜県が非公開にすることで逃げ通した典型。
 挙句に、一部の実行委員会の 文書を紛失した という。
 信じられますか??  知事への質問書
 無論、雑誌は、情報公開の裁判の証拠にもなった。
 
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 


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 ところで、梶原氏とは違い、森元恒雄Webページには、昨夜の報道機関へのファックスと同旨と想像される手記が公表されている。
  参議院議員 森元恒雄

 氏のファックスあるいは公表の動機に関する私の予想は、森元恒雄参議院議員は選挙区を持たない自民党比例区の候補だから、「こんなスキャンダルが出ては次がないことを観念した」から、もしくは、「ここで汚名挽回するしかない」から。

 森元氏が公表しているメルマガの8月7日分だ。
 こういうものは、プレッシャーなどで消えることもあるので、今のうちに記録しておく。

 なお、今日の私のブログは、8月5日6日7日の新聞を記録しようと思っていた。岐阜新聞は、3回の特集を組んでいる。庶務課係りが主導したことが語られている。
 当時、長文の内部の実態の文書が、回りまわって私のところにもきた。それも紹介したいけど、時間が無い・・・
 この数日の新聞記録は後に回す。

 本題。全文引用

 参議院議員 森元恒雄の国会だより  2006/8/7---No.225
 
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● 岐阜県裏金プール問題について

 先ごろ岐阜県庁が裏金を職員組合にプールしており、その一部が貸付
金などに流用されていたこと、また、当時副知事であった私がこの件に
関わっていたことが報道されました。なぜそのような対応をしたのか、
当時の状況、経緯についてご報告したいと思います。

 私が岐阜県に赴任して帰任するまでの平成8年から平成11年頃、全国
的に官官接待の行き過ぎや裏金づくりが世間の批判を受け、各県ともそ
の対応に追われていました。このため、岐阜県においても、県民の誤解
や批判を受けることのないように、私が中心となって、会食、土産品、
慶弔などの取り扱いについて、公私の区別を明確にし、情報公開制度を
整備するとともに、職員全体に倫理規定の徹底を図っていました。

 国から赴任し、それまで岐阜県に関わりのなかった私は、第3者的立
場にあったことから、何事にも遠慮なく、徹底的に事を進めたつもりで
す。したがって、私の赴任以前から作られてきた裏金の存在が明らかに
なった時も、私自身にはその全容解明と適正処理を進め、県民に明らか
にすることに何ら躊躇する理由がありませんでした。

 しかし、岐阜県の場合、知事自身在任期間が長く、知事を含む幹部職
員が裏金づくりやその存在を知らなかったとは客観的に見ても言えない
状況であり、そのような中で、急いで直ちに総点検を行い、実態の公表
を行えば、知事への批判、職員の動揺、相互不信、責任のなすり合いな
どが生じ、県庁全体が混乱し、また、職員の士気も著しく低下すること
が懸念されました。このため、暫く事態の推移を見守ることには、知事
の了解もいただいておりました。そのような中のことでしたので、私も
最終的には裏金を職員組合にプールすることに同意しました。

 職員組合に裏金をプールすることにしたのは、各課に保有させたまま
ではその管理が徹底せず、浪費してしまうおそれも考えられたため、そ
れを防ぎ、問題を拡大しないようにする必要があったこと、プールする
先として職員組合を選んだのは、県から一定の距離を置いた第3者的機
関の方が、管理が厳格に行われると考えたからです。当然これは県に返
還するまでの間のあくまで一時的な措置であって、これで一件落着とい
うことではありませんでした。時期を見て県に返還させることにしてい
ましたが、間もなく私自身岐阜から帰任することになり、その後の処理
の仕方に関与することができなくなりました。

 これらのことは、私一人で決められるような問題ではなく、事実私一
人で決めたことではありませんが、事務方のトップとして、私に責任が
あるのは当然のことであります。

 当時としては、県庁の混乱を避け、県民の貴重な税金を守るため、窮
余の策として止むなく行ったことでありますが、私もその後の処理を注
視して来なかったために、結果としてこのような混乱を招き、また県民
の貴重な税金を粗雑に扱うことになったことは、大変申し訳なく思って
おります。

 岐阜県自身が自浄能力を発揮し、これから県を挙げて県民の皆様の信
頼回復に向けて全力を尽くすべきであることは言うまでもありません。
私も国政を与る立場から、今回の件を最も重い教訓として深く胸に刻
み、日々緊張感を持って全力で職務に臨みたいと考えております。
 今回の件でご迷惑をおかけした関係各位及び県民、国民の皆様に、深
くお詫び申し上げます。

                    参議院議員 森元恒雄

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☆参議院議員森元恒雄事務所☆
〒100-8962東京都千代田区永田町2-1-1参議院議員会館325号室
TEL 03-3508-8325  FAX03-5512-2325
ホームページ
http://www.t-morimoto.com/
メールアドレス
tsuneo_morimoto01@sangiin.go.jp

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