毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 守屋武昌前防衛事務次官と山田洋行の捜査が進めば防衛省の裏金もいずれ明らかになると思っていた。

 多くを架空の領収書で裏金化、「情報収集」名目、裏金工作は数十年間繰り返されてきた、職員同士の飲食経費など目的外に流用された可能性も・・・と報道されている。 

 捜査当局が事件化する前に関係者が明かした、というのが真相ではないだろうか。

 福田首相は、「いまごろ出てくるのは時代遅れだ」とわけの分からないコメント。
 問題は「今頃でも使っている」ことのはずなのに、まるで「バレたこと」がイカンみたいなコメント。

 実は、トップクラスに関わりのある人が昨年から居て、どうなるんだろうと・・・別ないみでも気になっていた、この前まで。

 ところで、このブログのカテゴリー、今までは昨年の岐阜県の裏金をキッカケにして「岐阜県庁裏金事件」として枠組みし、宮崎や長崎などの各地の自治体の裏金もまとめてきた。
 これからは、 官公庁の裏金事件や公務員不祥事  と発展的に改名しよう。

人気ブログランキング→→←←ワン・クリック10点
ここのところ6位、7位、8位あたり


●【防衛利権 蜜月の構図】 防衛省、報償費を裏金化 架空領収書使う  中日 2007年12月16日
 防衛省が情報収集を主な目的とする報償費の多くを架空の領収書で裏金化して、幹部や関係部局の裁量で使えるような不正経理を組織ぐるみで長年にわたり続けていたことが判明した。防衛省OBら複数の関係者が15日、明らかにした。報償費は2007年度予算で年間約1億6400万円。裏金が職員同士の飲食経費など目的外に流用された可能性は否めず、新テロ対策特別措置法案の国会審議にも影響を与えるのは必至だ。

 政府は防衛省の報償費について「情報および資料収集、犯罪の捜査に必要な経費」と規定しており、大半は「情報収集」名目で使われてきた。
 関係者によると、裏金工作は数十年間繰り返されてきた。裏金は単年度で使い切れず、残っている。プール金は総額で少なくとも数千万円に上るという。

 石破茂防衛相は15日、共同通信の取材に対し「事実関係を確認できないので、コメントは差し控えたい」と回答、防衛省として内部調査を進める考えを示した。

 東京地検特捜部は守屋武昌前防衛事務次官をめぐる汚職事件の一環として既に防衛省を家宅捜索。押収した資料の中には裏帳簿なども含まれているもようだ。
 関係者の証言によれば、裏金づくりは大臣官房などが防衛省OBらの名前を使い情報提供の協力者に見せ掛けて、偽の領収書を防衛省の職員が大量に作成。具体的には、偽の情報協力者を接待したり毎月現金を手渡していたかのように装う架空領収書で報償費から裏金を捻出(ねんしゅつ)してきた。この操作で報償費は表向きの収支上、ほぼ使い切った形となって裏金に変わる。
 これは約680万円(2007年度予算)に限られている交際費の不足分を裏金で大幅に補てんし、内局や陸海空自衛隊の幹部、主要各課が柔軟に使えるようにする目的もあるとされる。

 裏金は実体のない団体名義などの裏口座に計上、領収書は架空のため同一人物が数年間も毎月現金を受け取る不自然な領収書が多数存在するという。

●防衛省が報償費を調査 「裏金化」の報道受け  朝日 2007年12月17日21時21分
 防衛省の増田好平・事務次官は17日の定例会見で、省の情報収集などに使う報償費の使途について、調査を始めたことを明らかにした。一部報道で「報償費を幹部が裏金化してプールしている」と指摘され、官房長官から指示を受けたためという。支出担当の会計課が聞き取りなどを行うとみられるが、調査結果の公表については「情報収集などに使う報償費は具体的な使い道を明らかにできず、その前提の中で考えたい」とした。

 防衛省の報償費は07年度で約1億6500万円。大臣官房など関係部署に配分され、情報収集などのほか、災害派遣死亡者への見舞金などにも使われるという。
 原則として支出には領収書が必要だが、情報収集などの目的では支払う人が作成する簡易証明が認められており、同目的分の予算は全額使い切っているという。

●政府、事実解明急ぎ対応 防衛省の報償費裏金化問題  中日 2007年12月17日 12時45分
 政府は17日午前、防衛省が報償費を組織ぐるみで裏金化していた問題について、事実関係の解明を急ぎ、厳正に対処する方針を決めた。
 福田康夫首相は官邸で記者団に、外務省機密費詐欺事件などを踏まえ「ほかの役所ではあったが、ほかは正しているのにいまごろ出てくるのは時代遅れだ」と厳しく批判。その上で「事実関係を解明し、報告を受けて対応を考えないといけない」と述べ、真相解明と厳正処分の必要性を強調した。

 町村信孝官房長官も記者会見で「省内でしっかり調査するよう指示している」と強調。同時に「(現段階での事実関係は)まだ分からない。調査を始めたところだ」と述べた。

 防衛省の裏金問題は複数の関係者の証言で、情報収集を主な目的とする報償費の多くを架空の領収書で裏金化して、幹部や関係部局の裁量で使えるような不正経理を組織ぐるみで長年にわたり続けていたことが判明している。報償費は2007年度予算で年間約1億6400万円。(共同)

●防衛省改革会議に首相が初出席  防衛汚職  2007年12月17日19時1分 読売新聞
 防衛省の抜本的改革を検討する「防衛省改革会議」(座長=南直哉・東京電力顧問)は17日、首相官邸で第2回目の会合を開き、福田首相が初めて同会議に出席した。

 首相は「(一連の不祥事の)原因の多くが、防衛省・自衛隊の業務の在り方の基本に関するものであることは極めて憂慮すべきことだ。国民の信頼を回復するために、出直しのための改革を行う必要がある」と述べ、改革の必要性を強調した。
 会合では、海上自衛隊の課長が給油量の誤りに気がつきながら上司らに報告しなかった問題について、「組織の風通しを良くすることが必要だ」「27万人の組織を統制するには大臣を補佐する体制を強化するべきだ」などの意見が出た。

●【防衛利権 蜜月の構図】 守屋容疑者、GE幹部に採用示唆 宮崎容疑者も同席  中日 2007年12月19日
 前防衛次官汚職事件で、防衛専門商社「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者(69)=贈賄容疑で再逮捕=が2002年暮れ、米ゼネラル・エレクトリック社(GE)幹部と前防衛事務次官守屋武昌容疑者(63)=収賄容疑で再逮捕=を引き合わせ、その場で守屋容疑者が航空自衛隊次期輸送機(CX)のエンジン調達について「GEの実績は確かですから」と、正式決定の半年以上前にGE製の採用を示唆する発言をしていたことが、関係者の話で分かった。
 山田洋行はGEの代理店で、当時、守屋容疑者は装備品の選定に影響力がある防衛局長だった。守屋容疑者は、GE幹部に対し、山田洋行の「後ろ盾」であることを示した形で、東京地検特捜部は一連の言動が宮崎容疑者への便宜供与に当たるとみて調べている。

 当時CXエンジンの調達には、GEのほかに米、英のメーカー2社が名乗りを上げていた。だが、CX開発にかかわった複数の関係者によると、当初からGE有利で選定が進んでいたとされる。防衛庁(当時)は02年12月、3社に提案依頼書を示し、翌03年2月、この3社から提案書を受け取った。庁内の評価作業を経て同年8月、GE製が正式採用され、山田洋行は同庁との随意契約で、05-06年に計5基を計約39億円で受注した。宮崎容疑者はGE製が正式採用された翌日、守屋容疑者らにゴルフ旅行の接待をしている。

 CXエンジンをめぐっては、今年6月、6基目の調達について、守屋容疑者の部下が一般競争入札を行うと説明したのに対し、守屋容疑者が「なぜ(日本ミライズとの)随意契約ではだめなのか」と詰問。宮崎容疑者が山田洋行から独立して設立した日本ミライズを擁護する発言をしたことも判明している。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )




 朝日新聞の県内版の連載、12月19日は4回目。
 薪ストーブのことにした。

 岐阜市内で仕事のついでのとき、偶然、知り合いが「読んでますよ」。
 「自家菜園を50坪やっている私の知人から、この前、『土作りには何を使うといいのか訊いといて』って、と質問されたんだけど、何がいいの??」って。

 世の中、せまい、というのか・・・

 薪ストーブのことは昨日のブログに写真入で紹介。
      ⇒ 12月22日のブログ ◆薪ストーブの入れ替え・設置と焚き始めのこと/クリーンバーン・二次燃焼

  朝日新聞・岐阜版 ⇒ いきいきセカンドステージ

 地域に軸足を移して暮らしを充実させたい熟年世代に発信するコラムです。園芸や有機農業に詳しい山県市議の寺町知正さん、「団塊の世代」の社会貢献や健康づくりを後押しするNPO理事長の中島幸雄さんが交代で執筆します
 
    12月19日の記事 ⇒ エコ優等生 薪ストーブ

    2007年12月16日 エコ優等生 薪ストーブ 【寺町 知正さん】
 (写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 薪ストーブは田舎暮らしやログハウスなどの象徴。折からの石油価格の高騰も加わって、ブームはさらに加速しそうだ。

 我が家は二十数年前から愛用している。機密性の低い日本家屋に住む私たちの暖房のほとんどを担う器具だから、消耗も早い。ちょうど先月、3台目として、環境に一層優しい最新の自動二次燃焼方式の薪ストーブを設置したところだ。
 薪ストーブは薪を作るときに身体が温まり、炎を見て心が温まる。機種を選べば、コトコト煮たり、ジュージューいためたり料理できることも重宝する。

 ところで、木材を燃やすと、石油と同様に二酸化炭素を排出するため、地球温暖化対策としてマイナスと考えがちだが、実はそうではない。薪が燃えても、その樹木が成長した数十年の間に吸収した二酸化炭素を元の大気に戻すだけ。つまり、水や酸素、炭素などが太陽のエネルギーで循環しているわけで、二酸化炭素の追加的な発生を抑える、暖房の優等生なのだ。

 間伐材、倒木などを活用した薪ストーブの暖房は、今は環境教育やエネルギー教育の教材として学校でも採り入れられている。とは言っても、薪を置く場所も必要になり、街中や住宅地では煙の心配もある。そんな条件にも対応できるのがペレット・ストーブ。
 木くずなどを破砕・乾燥・圧縮して小粒にしたペレットを燃やすストーブだ。燃料費も割安で、毎日の掃除はほぼ不要。灰もほとんど出ず、煙突不要方式(給排気筒は必要)もある。寒い地域では補助金を出して推奨する自治体もある。

 住宅地でもできる「炎のあるエコライフ」。木や山に恵まれた岐阜県にぴったりだ。ペレット・ストーブはまた改めて紹介したい。

人気ブログランキング→→←←ワン・クリック10点
ここのところ6位、7位、8位あたり



コメント ( 0 ) | Trackback ( )