●『国際リニアコライダー(ILC)を、日本に誘致(建設)しないことを求める全国署名』がはじまりました
抜き技 作成日時 : 2013/06/30 07:32 >
ネット署名
http://www.sefurinecco.com/ilc04.html
こちらにILCに関して、私からの簡単なメッセージ
http://www.sefurinecco.com/about.html
...
ILCに賛成の人、積極的に推進の人、推進イベントのパネリストとしてよばれている人など、いろいろな人がいます。そういう人たちと対立したいわけではありません。ILC誘致で実現しなければならないのは、地元にお金が降りる仕組みだと思います。はたして、この国の経済の仕組みでそれかが可能でしょうか?最近行われた除染や放射能汚染調査の事業も大手が請け負って、地元は下請けでした。
TPPとの関連でこんなことが起こる可能性も。それは、TPPに加盟した後ではILCの工事に国内企業を抑えて、国際企業が参入してくる可能性があります。ILCのような大型の公共事業に限らず、「TPP」で、これまで世界貿易機関(WTO)協定の対象となる基準以下の公共工事は、国内企業が行うことになっていたが、TPPに加盟すると基準額が引き下げられて市町村レベルの工事まで拡大される可能性もあります。
そして、犠牲にしてはならないのは、未来の子供たちに何を残すのかです。せふり山系には、自然を残したいという意見を持っている人たちがたくさんいます。北上山系には、自然より開発・経済という視点が先行しているように感じるのは、なぜでしょうか。決して、東北人が開発に取り残されているというトラウマのようなものを持っているとか、自然を大切にしていないわけではないと思います。
ILCに係わり2012年4月に行われた岩手県への質問と回答があります。その回答によるとILC「跡地を核廃棄物の最終処分場にする考えはない」とのことでした。最近気になっていることは、余裕深度処分という最終処分法です。これは廃炉時代を迎えて、使用済み燃料棒(高レベル廃棄物)以外の制御棒や炉心のシュラウドなど低レベルとはいえない(中レベル)の廃棄物類の処分方法で、地下50~100mの深度に容器に入れて埋設することになっています。ILCは地下100mということでこの深度に該当します。
http://www.enecho.meti.go.jp/rw/gaiyo/gaiyo03-3.html
この廃棄物の処分場になってしまうのではないかという心配をしています。東電の福島原発は全て廃炉になるでしょうから膨大な中レベル廃棄物が発生します。この行き場がありません。
原発など反対しても最後はお金でした。ちなみに2010年度の青森県の一人当たりの平均所得は234万円、それに対して六ケ所村の村民所得は1178万円とのことです。全国トップの東京の都民所得平均は430万円。いかに六ヶ所村に核燃マネーが投下されているのかわかります。
・・・・・・・・
|