●2014年6月25日ブログ ◆全国最年少29歳市長を逮捕/受託収賄、事前収賄/居酒屋やファミレスで会い現金入り封筒★≪全国最年少市長だった岐阜県美濃加茂市長が逮捕された。受託収賄、事前収賄とされている。一言でいえば、議員の時から、業者から金をもらって、行政に同社の製品のことを働きかけ、市長に当選したら、実験設備を自分の母校に導入した、ということのよう。
● 2014年6月27日ブログ ◆現金受領「一切ない」=美濃加茂市長、郷原弁護士に/「潔白を晴らす」/贈賄側 市長選に知人1カ月派遣★≪業者は会ってお金を渡したことを認めている。市長は、会ったこと、議員の時に同社の機材・システムを市に勧めたこと、当選してシステムを導入したことは認めつつ、お金を否定している。 ★26日の中日新聞★≪中林容疑者は市長選告示日数日前から約1カ月間、知人男性を美濃加茂市に派遣。男性は市内のホテルに宿泊し、藤井容疑者の政策の素案や演説原稿などを書く手伝いをしていた。選挙後もしばらく同市に滞在。中林容疑者は「藤井容疑者の私設運転手をさせていた」》
・・仮に現金が否定されても、「約束」は逃げようがない。
請託を受けて、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたとき
★事前収賄罪 刑法197条(収賄、受託収賄及び事前収賄) 公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の懲役に処する。 2 公務員になろうとする者が、その担当すべき職務に関し、請託を受けて、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、公務員となった場合において、5年以下の懲役に処する。
●2014年8月21日ブログ ◆美濃加茂市長は逮捕、拘留されて間もなく2カ月/金沢市長は辞職/両者は事案の構造が酷似。★≪ 検察の考えることはともかく、社会通念としては、金をもらっていなくても、「議員時代からの業者との癒着関係」という問題自体で許されないことだと私は見ている。「無罪だ」という人たちがいるけど、それは裁判所の判断であって、「癒着関係」に目をつむるのかと懸念する。 業者から金をもらっているか否かに関係なく、事実であれば、辞めるしかないと思う。
●2014年9月18日ブログ ◆美濃加茂市長の公判始まる/ 「覚えていない」 「忘れていた」 が 多過ぎの懸念★≪・・弁護団の郷原信郎弁護士は、会見やネットで世論を作る作戦のようにも見える。・・・昨日のことの報道で気になったことは、市長の「覚えていない」という旨が目立つこと。
★≪藤井被告は昨年4月2日、現金10万円を受け取ったとされている。検察側は同月4日に藤井被告が自身が経営する学習塾の口座へ9万5000円を入金したとの証拠を示している。 会見で入金の趣旨を質問された藤井被告は「(何の入金か)具体的には覚えていない」と述べた。 毎日》
★≪《記者からいろいろ聞かれても、忘れていることも多くて……。(中林氏との)会食は4回あったらしいんですが、はっきり覚えていたのは2回。(10万円を渡されたとされる)ガストでの昼食は、完全に忘れていました。 夕刊アメーバニュース》
●2016年11月29日ブログ ◆美濃加茂市長、逆転有罪 収賄事件で名古屋高裁判決/主任弁護人「政治活動ができなくなる」・・・って 何? ★≪昨日の名古屋高裁での美濃加茂市長の収賄事件の判決。無罪とした一審判決を破棄し「有罪」とした。こういう時、応援した支持者の人たちは「信じられない」と思う。
結局、政治家は、「疑いをもたれるような行為は絶対にしないこと」とするしかない。そんな意味で、判決は自然。一番の違和感は、担当弁護士の「こういうことが当たり前にあると、政治活動ができなくなってしまう」(弁護士ドットコム)という発言。
この「政治活動」には、喫茶店で業者と一緒に飲食する活動を指している、もしくは含んでいるわけで、政治家はそんなことをやってはいけないこと、その線引きをしないとズルズルとはまる。このことは、役所の不正の歴史、改善のための努力の歴史が示している。
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