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てらまち・ねっと



 「ヘルペス」「帯状疱疹」が発症すると苦痛や痛みで大変だ、とは日常的に聞く話し。
 とはいえ、そんなことになった記憶は全くないので他人事、だった私。 
 ・・・ところが、自分自身に「帯状疱疹」が発症してしまった。
 ただ、骨転移の痛み対策で痛み止めを12月から飲んでいたから、「帯状疱疹」の苦痛はない毎日。
 今日、皮膚科医師が即、認定してくれた。だから、関連情報を記録しておくことにする。

●-1 最近の経過。
 4日ほど前、椅子に座るなどのとき右の臀部でチクチクと不快感を起こすことがあった。
 3日前、もうちょっとその不快の程度、頻度が進んだ。
 2日前。風呂で、右の臀部の表皮にボコボコとしたわずかなふくらみがいくつもあることに手で触れて気が付いた。

●-2 昨日 
 昨日、パートナーに「診てみて」と頼んだ。いろんな身体症状に詳しいパートナーが、「帯状疱疹かな?」と一言。
 昨年10月に全身の薬疹が出たときに名大皮膚科で処方されたステロイド塗り薬があったので、塗った。スマホで写真も撮ってもらった。半日後、ベビー用の塗り薬などをつけて様子を見ることにした。スマホで写真も撮ってもらった。

●-3 本日2022年1月14日
 今朝、スマホで写真も撮ってもらった。
 写真で比べると、明らかに進行している。どうしようかね、・・・と二人で話した。
 外は、折からの雪で15センチほどの積雪。様子を見ることにした。
 13時頃、昼食をとりながらパートナーに、「皮膚科、行った方がいいと思う?」と意見をきいてみた。
 「行った方がいいと思う」との即答。
 何か悪い疾患だったらいやだから。

 私は、皮膚炎関係などで何度か世話になったことがあり、パートナーも「ヘルペス」で通った岐阜市長良の皮膚科クリニックに行くことにした。
 ちょうど、昨年あたりから、ネット予約ができるようになっているとのことで、パートナーも予約制を使ったことがあるとか。
 調べてもらったら、いま予約すれば15時10分診察開始の午後の診察の「1番」が採れるとの表示。細かいことや他の所要のことはあとで考えることにして、まず「予約を確定」にしてもらった。

●-4 着いてすぐに診察、即認定
 ・・・15時に駐車場に車を入れたら(すでに3台ほど停まっていたが)、スマホに「診察ですので、中に入ってください」との案内が入る。
 ・・なんと、便利な時代。
 ・・・問診表にパートナーが、状況や症状を書いてくれた。
 間もなく診察開始で呼ばれた。
 医師は「診るまでもなく、『帯状疱疹』ですね」とのたもう。
 念のために、診せてくださいということで、横の診察台で患部をお見せしたら、間違いないですね、とのこと。

●-5 ・・で、説明が始まった。・・・
 「痛みがひどいのも普通です。
 お薬手帳を見ると、カロナールもトラマドールも(名大病院の治療で)出ているから、痛み止めはそれを飲んでいればいいので、こちらからは、特に何も出しません。」
 
 「治療薬は、新しい薬、『アメナリーフ』を出します。あとで、何か食べてから、すぐに2錠飲んでください。空腹だと効かないとされていますから。
 明日からは、昼食後、ということにしましょう。1日1回。
 塗薬も出しておきますから、次回までに使い切るように塗ってもらっていいです。1日2回。
 今、名大で出ている薬との問題はなさそうです」

   (※「アメナリーフ」 QLifeお薬検索/帯状疱疹の原因となっているウイルスの増殖を抑えます。通常、帯状疱疹の治療に用いられます。)

   (※「アラセナ−Aクリーム3%」 ヘルペスウイルス感染症治療薬(外用薬)ヘルペスウイルスの増殖を抑えて、痛みなどの皮膚症状を改善する薬。)

●-6 次回診察までのことでの付言。 
 次回が、5日後になった。
 「コロナで、みんな外出が減ったからか、若い人でも、最近は発症する人が増えているんですよ。」
 「あまりにひどくなると入院して点滴ということもあります」とも。

 こちら「それは、今後あり得る話として、当面、次回までの間に、急激に進んだらどうするか、という話ですね。」
 医師「はい『入院して点滴」というのは、土日があるので、どこか・・・ということもあるけど、今かかっている名大病院に連絡するのが話が早いかもね」

●-7 診察室は5組ぐらいの患者さんがいた
 診察室から出たら5組ぐらいの患者さんがいた。
 つまり、予約が遅かったら、待ち時間が大変だった・・・超速攻の診察と治療開始だった。
 時間勝負の「ヘルペス」「帯状疱疹」の初心者に、こんな速やかな治療開始にたどり着けたのは幸いだった。

 ということで、初めての「帯状疱疹」の記念に、「日本皮膚科学会 ヘルペスと帯状疱疹 皮膚科Q&A」が分かりやすかったので、リンクし、気になるところ、読み直したいところをもらって記録しておくことにした。 症状の写真もついている。

 なお、昨日1月13日の私のブログへのアクセスは「閲覧数1,631 訪問者数821」。

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●日本皮膚科学会 ヘルペスと帯状疱疹 
 皮膚科Q&A どんな病気?治療法は?専門家が皆さんの疑問にお答えします。
   ●Q11 帯状疱疹とは何ですか?
 痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の初感染では水痘(みずぼうそう)になりますが、この時に主に皮膚にでた発疹から神経を伝わって所属の後根神経節内にウイルスが潜伏するといわれております。

後根神経節内に潜伏感染していたウイルスが何らかの誘因で、再活性化して発症するのが帯状疱疹です。
誘因として過労や悪性腫瘍の合併を含めて宿主の免疫機能の低下、手術や放射線照射などがあげられます。

ウイルスが再活性化されると神経節内で増殖し、知覚神経を通って表皮に達し、表皮細胞に感染しそこで更に増殖して、赤い丘疹や水疱が神経の走行に沿って帯状に出現します。他のヒトから感染して帯状疱疹になるわけではありません。


 ●Q9 治療はどうしたらよいのでしょうか?
 軽症の場合、抗ヘルペス薬(アシクロビル、ビダラビン)の外用を行いますが、原則的には、抗ウイルス薬の全身投与が基本です。近年米国のFDAで、市販薬として抗ウイルス薬外用薬の使用に対し、耐性ウイルスの出現を増加させるおそれがあるとして警告を発しております。
 初感染や中等症の場合には、抗ヘルペス薬(アシクロビル、バラシクロビル)の内服を行い、重症例や免疫不全者では抗ヘルペス薬(アシクロビル、ビダラビン)の点滴静注を行います。細菌の二次感染を伴うことがあるので抗生物質の全身投与または外用を行うこともあります。

 ●Q18 帯状疱疹の治療法は?
 年齢が若いから軽症ですむとはかぎらず、その患者の抵抗力により重症度が決定されます
初期に軽症であっても、無理をすることでいくらでも重症化する疾患です。
 帯状疱疹は抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル)の全身投与を出来るだけ早期に開始することが大切です。
 重症なものは、入院して抗ウイルス薬(アシクロビル、ビダラビン)の点滴静注が必要です。局所は、初期では非ステロイド抗炎症薬、水疱期以降では細菌二次感染を防ぐために化膿疾患外用薬、潰瘍形成したものでは潰瘍治療薬を貼布します。

    ●Q13 帯状疱疹の症状は?
 片側の神経分布領域に一致して神経痛様疼痛、知覚異常あるいは痒みが数日から1週間続き、やがて虫さされのような浮腫性の紅斑が出現します。この時期に軽度の発熱やリンパ節腫脹、頭痛などの全身症状がみられることもあります。間もなく紅斑上に小水疱(みずぶくれ)が多発し、水疱は中央にくぼみがあります。内容は初め透明ですが、黄色い膿疱となり、6~8日で破れてびらん(ただれ)または潰瘍になります。皮疹の出現後1週間までは紅斑や水疱が新生し、皮疹部の拡大がみられますが、以後治癒に向い、約2週間でかさぶたとなり、約3週間でかさぶたは脱落して治癒します。

   ●Q14 好発部位はどこですか?
 知覚神経のある体の何処でも発症します。特に12対ある胸髄神経節の領域である体幹に多くみられますが、三叉神経領域の第1枝も好発部位といえます。まれに離れた部位の2ヵ所以上に生じたり、両側性にみられることもありますが、この場合、内臓悪性腫瘍と合併していることが多いようです。

 ●Q19 疼痛に対してどうするのですか?
 帯状疱疹の出現している時の急性期疼痛に対しては、アセトアミノフェン、リン酸コデイン、アミトリプチリン(保険適応外)が欧米では使用されています。
また、副腎皮質ステロイドの全身投与も急性期の疼痛を除去する作用があります。アミトリプチリンは抗うつ薬ですが、早期に投与することにより帯状疱疹後神経痛を予防する事が出来るというデーターから特に60歳以上の患者に対して使用されています。
 激烈な疼痛の場合は、神経ブロックを行います。
 現在、米国で50歳以上の者に水痘ワクチンを接種し、その後の帯状疱疹出現頻度、重症度、帯状疱疹後神経痛の有無など4万人を対象に調査を行った結果、重症度 61.1%、帯状疱疹後神経痛への移行66.5%、帯状疱疹罹患頻度 51.3%(いずれもp<0.001)に減少したと報告しています。

●Q20 帯状疱疹後神経痛とはどういうものですか?
 疼痛は普通皮疹の出現に先立って認められますが、皮疹と同時に出現するものや遅れて出現するもの、あるいはまったく疼痛を欠くものもあります。痛みは鈍い、あるいは鋭い灼熱感、または突き刺すような痛みで、程度は軽度のものから、夜も眠れないほど激烈なものまでさまざまです。大部分は皮疹の治癒と同時に疼痛も消失しますが、一部の症例では皮疹治癒後にも痛みが残り、年余にわたって疼痛が続く場合があり、これを帯状疱疹後神経痛といっています。3ヶ月以上続く疼痛を特に云うようになっています。帯状疱疹後神経痛の発生率は約3%で、60歳以上の高齢者に多くみられ、初期重症な者ほど移行しやすいと云われ、初期の抗ウイルス薬投与の重要性が叫ばれております。


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