メトロ・マニラで最初に足を運んだのは、私の旅の定番となっている鉄道駅で、チャイナタウンに近い「トンド地区」(Tondo)にある「フィリピン国有鉄道(Philippine National Railways : PNR)」の始発駅「トゥトゥバン駅(Tutuban Sta.)」がありました。正面から見た駅舎は立派でした。
最盛期には1000km以上もの路線長を誇っていたPNRですが、乗客減による経営不振に加え、地震や台風による天災、施設の老朽化などから近年休廃止が相次ぎ、ここトゥトゥバン駅から「ルソン島(Luzon Island)」南部の「レガスピ駅(Legaspi Sta.)」までの479kmを結ぶ線1本があるのみでした。
それを象徴するかのように、駅構内は閑散としていました。ホームまで行きカメラに収めたかったのですが、ガイドブックには機関区を含む駅構内はPNR本社の許可がないと撮影不可と書かれていたの諦めました。
この駅舎はPNRの本社でした。それが理由なのだかわかりませんが、改札口は駅舎の右側にありました。
ここからホームを見ることができましたが、何故か寂しい雰囲気がするホームですね。ジプニーやバスの利便性が高いからでしょうか。