気になっていたCHARGEのタイヤ「Splashback」。辞書引いてみたら「(流し台などの)はねよけ板」。ワダは跳ねっ返り?、返り血?、を想像してしまいましたが、さすがCharge、キッチン用品名にこだわってました。
 タイヤサイズの表記は1.8inch幅なのですが、それ以上に安定感があるので2inchぐらいの幅のタイヤとあまり違和感無い感じ。
 タイヤを最初に見たとき「コーナー性能が結構よくて、漕ぎは軽くて、ドライに向いてる」と思ったのですが、まさにその通りな感じでした。往年の名(迷)タイヤONZA/ポーキュパインのノブをちょっと低くしたようなセンターノブ。濡れた石や岩盤の上などのウエット性能が今一つでした。ドライなら軽快に進んでいきます。そしてサイドのノブが結構いい仕事してくれます。フレームの性能にあっているというか、フレームのしなり感と相性がいい感じで、コーナーが気持ち良かった。


 SRAM X7のスプロケットの肉抜き加工、かっこいい!。このあたりってSRAMぽいですね。例の超細かいラチェットのフリーハブは、山の中でも気持ちいい音を奏でてました。


 DUSTERに組み込んであるドライブはSRAM X7の2×10速。フロントが42T-28T、リアが36T-12Tです。シマノのDYNASYSもそうですが、リア10スピードのドライブは、今までのまったく別物と考えていいです。9速が単に10速になっただけと思ったら大間違い。それだけ進化してます。昨日も42Tを多用し、激登りでは28T-36Tで余裕クリア。どうして今までこんな快適なものがでてこなかったんだろうと不思議に思いますが、まあ、進化の過程ですね。
 変速もリアもフロントもパシパシ決まって気持ちいい!


 今まではフレーム単体でしか手に入らなかったTANGE PRESTIGEのチュービング。ニューモデルは惜しみもなく完成車に投入!。うれしいなあ。ダウンチューブのBBあたりは扁平加工されています。


 いやっほ~!、10日ぶりぐらいのライドを昨日してきました。それもおニューなDuster Steelで。
 Duster Steelのニューフレームは、先日の日記で紹介したようにすべてのチューブが細くなっています。Charge Bikes曰く「Skinny」。ほんとに細い。ダウンチューブなんかシートチューブより細い感じ。
 僕から見ると、80年代に乗っていたクロモリフレームはまさにこんな感じだったので違和感はないのですが、前モデルのチューブの太さに伴うフレームの剛性感は、サスペンションフォーク、ホイール、すべてがオーバーサイズ化、高剛性化した現在の状況に見合っていると思っていたし、実際にライドしてもその印象を強く受け、Duster独特の加速感あるしなりがすごくマッチしていたので、あえて細くした理由をすごく知りたかった。
 で、昨日半日山の中をライドしてわかりました。コレ、進化してました。少なくとも僕にはそう感じられました。フレーム重量が軽くなったおかげなのか、ペダリングが軽い。特に山の中で一番使う低速から中速域。前モデルよりもBB回りに粘りみたいのが出て、ペダリングで生まれたパワーをいったんその粘りでフレームに留めて、それをキュワンという感じで推進力に変換しているような感じで、このあたりのフィーリングは前モデルと全然違います。
 ハンドリングやバランスの良さは前モデルそのまま。いや、コーナーリング性能はアップしていた。これも80年代のPRESTIGEで味わえた、微サス(チョイサス)感覚で、フレームのしなりを利用してコーナーで踏ん張ってくれて、しかも切り返しがスムーズに決まる感じ。いや~なつかしい、そして楽しい!そう、マウンテンバイクを山で乗って「楽しい~!」と感動できるなにかをこのバイクは持っています。
 9mmクイックのフォーク、あえてノーマルサイズのステム&ハンドルバーなど、15QRやオーバーサイズの高剛性に慣れた身体にはフワフワしている感じでしたが、逆にこれもありと思えました。シュパーン!、ズバッ!と走るバイクではなく、フワン、フワンと力を抜いて流れるように走る、走れるバイクだと思いました。
 昨日も、飛ぶところは飛ぶ、ドロップオフなんかも普段のバイクのようにしてみたのですが、その時も剛性不足や「ワダの体重でこのフレームは大丈夫なのか??」という心配も無用でした。まったく不足しているところが無かったもん。ただのSkinnyではありません。しっかり現代に生きているしたたかさを兼ね備えています。
 ということで、昨日のライドは(も)もちろん発病!、やばい!また私情車か??