昨日の日曜日は、信州上田を拠点としてマウンテンバイクガイドをしている長元坊バイシクルツアーズのトビーこと飛松くんにガイドをしてもらい、シンシューの山を堪能してきました。

 あらためまして、参加されたみなさま、ガイドしてくれトビー、そしてツアーに協力していただいた地元の方々、ありがとうございました&お疲れ様でした!

 前にトレイルカッターのマーシーから「長元坊いいですよ!、変化に富んだ山でうちにはない絶景もあるし」と聞いていたし、すでに体験されたお客さまからもいい話ばかり聞いていましたので、まあ期待は膨らむばかり。やっぱ初めてのトレイルってテンションあがりますよね。

 3、4日前の天気予報だと、くもり時々雨みたいな感じだったんだけど、みるみる予報は快方に。当日は超晴天、無風、そして紅葉ピークとこれ以上ない取り揃え。いわゆるひとつの最高です~な日となりました。

 それでも信州の山奥。朝の気温は2度とすばらしい凍え方でしたが、ライドへの高まる期待で寒さもなんのその。相変わらずの半ズボンスタイルで攻めます。

 まずはトビーからツアーの説明、そして柔軟体操からスタート。

 午前中は自走で登って下るルートです。

 舗装路からエリアに入り、広場で参加者のスキルチェックを行いました。みなさんほとんど普段も乗られている方なので、スキルはまったく問題ありませんが、さらにトビーから乗り方の工夫を教えていただきました。

 しょっぱなからココロが砕けるようなシングルトラックと林道の登りがあり、見事に砕けた方もいらっしゃいましたが、登り切ったところの景色がすばらしいし、なにしろトレイル、それを囲む環境がすばらしくてツライこともすぐに忘れちゃう。

 下りは全体的にナチュラルな山道。作り込みすぎず、あぶなかっし過ぎず。このあたりがこの長元坊ツアーのキーワードになってきます。

 落ち葉の積もったトレイルは、フカフカで気持ちいい反面、落ち葉の下になにか埋まっていないかというスリルもあるために相当な集中力が必要です。でも、変化に富んでライン取りを自分なりに考えて走らなければならないトレイルはほんとにおもしろい。

 午前のトレイルを早めに下りきって、早めのランチへ。

 午後はクルマで搬送してもらい、高い山からのトレイルへ。

 ほかのガイドツアーでもたびたび登場する、今は使われなくなり眠っていた「古道(こどう)」をベースに整備してトレイルとして使わせてもらう。長元坊ツアーでもおそろしく歴史の古い道をベースに使っていました。

 もともとは地元の方々がお客さんに利用してもらおうと古道を整備したそうなのですが、ほとんど利用されずに眠っていたところをトビーが許可をいただいて使わせてもらっているようです。


 高い山の上からはすばらしい景色が広がりました。乗鞍や北アルプスなどがほんときれいに見えた。

 その真下からトレイルにドロップイン!

 深く落ち葉がつもり、そして超ナチュラルなトレイル。

 整備されたコースとは違う、自然に対して真正面から向き合うスタイルでライドしないとやられちゃいます。だからこそおもしろい!

 午前もそうだったけど、ラインを自分で考え、ライドに「責任」を持つ。ここでいう責任についてはみなさんお考えください。

 スーパーナチュラルなトレイルは、それでもところどころに天然のスネークパイプがあったり、壁があったり、ビビったらやめときましょうな激下りがあったりとウハウハです。

 半分以上下ったところから、さらに別のトレイルを登ります。標高差にして150メートルぐらいということだけど、これは結構きつかった。でも楽しかった。

 そしてまた下りパートへ。ナチュラル、ナチュラル、ナチュラル。ギャー!発病。


 作りこまれ、走りやすいトレイルに慣れている方は最初戸惑うトレイルかもしれません。

 でもこのナチュラルさへの対応力が養われたら絶対面白いと思う。なんか冒険の世界だもん。

 「昔はこんなとこばっかり走ってたよなあ。なんか懐かしい」と話しながら最後の舗装路を下ってました。そう、昔は自走で登って(今回は搬送ありでしたが)、こういうナチュラルな道を走って、時は担いで登ったり下りたりして、冒険している感じだった。そんなのが味わえます。

 次回は温泉に泊まってライドしたいなあ。

 長野にまたひとつ、おススメなガイドツアーができました。