ディスクブレーキのレバーの引きしろが多くなってきたり、ブレーキをかけたときに異音(金属音)がするなどの症状がでたときは、ほとんどの場合ブレーキパッドが摩耗しているのが原因です。

 ブレーキパッドを受け止める、ディスクローターはブレーキパッドにくらべてはるかに耐久性が高いのですが、それでもやっぱり摩耗してきます。

 ディスクローターの厚みはだいたい1.8~2.0ミリぐらい。

 1.4~1.5ミリぐらいになったら交換してください。とくに、シマノのICE-TECHローターは、両側ステンレス、真ん中にアルミという3層構造になっていて、放熱効果を高めて温度上昇を抑えているのですが、摩耗して厚みが薄くなってくると強度が不足して、最悪の場合一気に壊れることがあるので、かならず定期点検を行って厚みをチェックしてください。

 写真のローター、わかりづらいかもしれませんが摩耗が進行していて厚みは1.5ミリでした。もちろん新品に交換して作業しました。

 ブレーキはマウンテンバイクのとても重要なパーツ。いつもベストなコンディションでライドしましょ!