ハンドルバーのクランプの径。25.4ミリ径に始まり、長いこと31.8ミリ時代が続いていましたが、ここ数年でさらにオーバーサイズな35ミリ径も浸透してきました。

 31.8ミリの出現で、25.4ミリはほんとに少なくなってしまったのですが、35ミリが登場して31.8ミリ径が25.4ミリと同じ歴史をたどるかと思いきや、あ、そうでもない。

 31.8ミリ径が出現した時は、明らかな剛性の向上を体感できて、ステアリングまわりのヨレが少なくなってバイクコントロールしやすくなりました。

 そして35ミリ。31.8ミリよりさらに剛性がアップ。ちょっと硬いなと思えるぐらい。

 フレームのヘッドまわりの剛性アップ、20ミリないし15ミリスルーアクスルの普及、テーパータイプのフォークコラムなどステアリングまわりの剛性の向上が進む中、それに見合ったハンドルバーの剛性アップにこの35ミリクランプは役立っています。

 でも、31.8ミリには31.8ミリの良さがあって、要はステアリングまわりの剛性のバランスです。

 がっちりしたバイクなら35ミリ、しなやかさが長所のバイクなら31.8ミリ、そういう分け方をしてもいいです。僕もバイクによって両サイズを使い分けています。

 ということで、適材適所なパーツ選びでハッピーライド!

 (写真は下2本が35ミリ径、上2本が31.8ミリ径です)


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