チューブレスレディのタイヤが当たり前になって、タイヤシーラントは欠かせなくなりました。

 タイヤシーラント剤はゴムの成分が溶けた状態で入っています。

 タイヤに穴があくと骨材となる粒子がこぶ状にまとまって穴をふさいでくれる仕組みです。

 空気に触れると硬化する性質なため、蒸発してくるとタイヤに膜状に張り付いたりします。

 タイヤに空気を入れてバルブのコマを締め込んでもわずかに空気が漏れてくることがあります。

 これはバルブコアの弁となるゴムの部分にシーラント剤がこびりついて隙間を作ってしまうため。

 写真のバルブコアの左側の黒い部分が弁となるゴムの部分。まさにシーラント剤がこびりついた状態です。

 バルブからコアを外してこのこびりつきを指などで擦って落とします。

 あまり状態がよくなかったりコマを支えるロッドが曲がったりしていたらバルブコアのみ交換をおすすめします。