数日前、乗鞍高原のマウンテンバイクガイド、ノーススターアドベンチャーのボスのヤマケンと電話で話していたところ突然「アルパインロッジを閉館することになった」と伝えられました。

 思わず「えーーーーーーっ!」と言ってしまった。

 ノーススターは学校や会社などの行事や団体の受け入れができるので夏も冬も週末だけでなくウイークデーも団体でにぎわっていた。

 その団体が自粛によりほぼゼロになり厳しい運営が続いていたんだそう。

 コロナ禍というわけのわからない理不尽さに翻弄されていったいいくつの伝統のある正直な宿泊施設や飲食店などが消えてしまったんだろう。

 ヤマケンからその話を聞いたとき、悲しいやら悔しいやら寂しいやらとおなかの底からわく怒りを覚えて涙がでた。

 あずみ野のミタニさんに「乗鞍にノーススターってすごくいいガイドがいるよ」って聞いてさっそくそのあと、2007年に初めてショップツアーを開催し、それからほぼ毎年楽しみにしていたノーススター。

 初代ロッジも味があってファミリーに迎えられるような雰囲気だった。

 前のボスのDANから「隣の大きなロッジを買ってそちらで今後は運営して行こうと思ってるんだけれどどう?」と聞かれて図面見せられて、とても広くていいんじゃないと言った覚えが。ノーススターもどんどん国内外のお客さんが増えていた時期だからよかったんじゃないかと思う。

 日本全国にマウンテンバイクガイドツアーがあるけれど、ライドだけじゃない、空気感やおもてなし、景観、全部ひっくるめた非日常感は国内のガイドツアーの中でもトップだと自分は思っている。

 アルパインロッジは11月で閉館してしまうけれど、ノーススターのマウンテンバイクガイドやスノーボードスクール、ガイドなどは継続して続けれらる。旧ロッジも部屋貸などのプランはあるみたい。

 アウトドアのエキスパート集団なので、この「事件」をネガティブにではなく次のステージへとつながって行くことを期待しちゃう。

 昨年試験的に走った国内初の環境省お墨付きのパブリックトレイルもいよいよ本格始動するし確実に乗鞍高原は進化しているし注目している人も多いと思う。

 願わくば、またロッジが開館することを切に、切に希望します。いいアイデアないかな。

 ノーススターのツアーはこれからも開催します。