35mmクランプ径のハンドルバーとステムを使い始めてちょうど1か月ぐらいになります。

 現在の組み合わせは、EASTON / HAVEN CARBON 35 ハンドルバー(750mm幅ノーカット)と、EASTON / HAVOC 35 ステム(50mm)。

 以前の日記でもポジションがしっくりきたと書きましたが、このしっくり感は薄れていません。すごく乗りやすくなったというか、コントロールする楽しさが広がった感じ。

 で、実際のところ35mmクランプ径のステアリングってどうなの、ですが。

 以前使っていた31.8mmクランプ径から交換した直後は、「ん、ガチっとしていて硬すぎるか?」と感じたんですが、使い込んでいくと今まで得られなかったステアリングまわりの剛性アップによる安心感というか、ここ行くぞ!というラインどりの時とかの正確さがアップして、「硬すぎ?」と感じたデメリットよりもメリットが上回った感じ。
 特に最近の、34mm以上のインナー径のフォークなどに負けない剛性があって、すごくバランスが取れるように思います。

 メリットとして感じたのは、やっぱりステアリング周り全体の剛性アップ。これによってバイクコントロールがさらにしやすくなりました。

 ただ、ライダー、装着するバイクによっては硬く感じるかもしれません。ここまで硬くなくていいのにって。また、細いフレームに装着するとちょっと頭でっかちに見えちゃうところもあるかな。

 最近のトレイル、エンデューロカテゴリー以上のバイクには、この35mmはとてもマッチしていると思いますよ。


 昨日のブレーキをセットしたバイクとはまた違うバイクに、今日はXTR M9000シリーズのドライブ系統をインストールしました。

 な、な、なんじゃこりゃあああぁぁぁぁぁ~。

 と、思わず昭和の名セリフが出てきちゃうぐらい、ちょっと衝撃的なシフトフィーリング。

 シフトレバーのタッチは、思いのほか軽やかじゃないんですが、前モデルに比べるとクリック感がしっかりとしていて、前モデルにあった、ちょっと余分に押しちゃったら一気に2段変速しちゃったみたいな感じがなくなりました。このクリックのしっかり感は好き。

 で、変速は劇的に速いです。レバーを押すの、をと、おの中間あたりでシフトが完了している感じ。これには新テクノロジーがあるのですが、それはお店で聞いてください。

 今回、フロントはシングル(32T)で組んだのですが、ワイドレシオのリアスプロケット11-40T(11速)のおかげで、たぶん登りで、もうちょっと軽いギアが欲しい!ということは、少ないんじゃないかな。

 スプロケットの色合いのせいか、そんなに目立っていないのも逆にいい感じ。

 ヤバいな、新しいXTR。


 さっそくニューXTRのブレーキ(今回はレバーのみ)のセットアップ作業を行いました。ちなみにキャリパーの入荷はまだで(もうじきだと思いますが)、今回は現行のキャリパー(XT)とのミックス。

 レバーのタッチというかフィーリング、やっぱりすごくいい。

 前のモデルにあった、動き出しの引っかかり感みたいのがなくなっていてとてもスムーズ、そして上品な奥行。


 途中でレバー比が変わるサーボウエーブだけれど、ほんとに滑らかなタッチ。

 現行のキャリパーでこれだけコントローラブルなんだから、新しいXTRのキャリパー使ったらさらにすごいんでしょうね。

 レバーの形状も、見た目も、スッキリと精悍で、バイクによく似合っています。
 
 


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