フォークやリアショックのセッティング、まずは正しいスプリングレートから。

 一部の除いてフォークもリアショックもエアスプリングが採用されているモデルは文字通りエア圧でスプリングの硬さを決めています。

 リバウンド(反発)やコンプレッション(圧縮)それぞれのダンパー(減衰)のセッティングはスプリングレートが決まってから。

 快適なライドのためにもサスペンションのセッティングはほんとに重要です。

 フォークやリアショックのエア圧はタイヤのエア圧と比べて高いので、高圧対応のサスペンション用ポンプが必要となります。

 TOPEAKのポケットショックデジタルは、液晶表示でエア圧が見やすいのがまず第一ポイント。エア圧の管理がとても楽です。

 フォークやリアショックにポンプをつなぐコネクターは、シール部とコネクション部が分離しているタイプで、ポンプを外すときにエア漏れを起こさない仕組みになっています。

 本体には減圧ボタンも装備。電池交換も可能です。

 絶対に持っていなきゃ、なツールではないけれどあるととても便利でライドに役立つツールです。 11,550円(税込)


 リアサスペンションのあたりから時折パキッ!みたいな音がしたり感触があったり、ローギアを使いながら登っている時にペダリングにあわせて同じようにパキッと鳴ることも。

 気になりますよね。

 多くの場合がリンクのシャフトボルトの緩みや締め付けトルク不足が原因。

 ちょっとでも緩んでいると異音がすることがあります。特にVPP(バーチャル・ピボット・ポイント)システムを採用しているSANTA CRUZやINTENSE、同じくDWリンク系などのフレーム上にピボット(支点)を持たないサスペンションシステムのローワーリンク(下部リンク)のボルトが緩みやすいです。

 音が気になるときはまずはショップにお持ち込みください。大体の場合すんなりと解決します。あ、締め付け強度が足りないといって、オーバートルクもNGです。

 今回もボルトのわずかな緩みが原因で異音が発生していました。

 リンクを外してチェック。幸いベアリングは問題なかったのでクリーニングとグリスアップをして適正に締め付けて解決。

 ペダリングの時に異音が発生することがあるのでボトムブラケットのトラブルをイメージすることも多いのですがボトムブラケットのベアリングなどがトラブっているときは常に異音が発生します。

 リンクのメンテナンスをするとバイクの健康状態もわかりやすいのでやはり定期的なメンテナンスは欠かせません。


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