雪舟ゆかりの「医光寺」から川を越えた益田市本町に残る「旧美濃郡役所」。大正10年(1921)に建築され役所、警察署などをへて、昭和58年(1983)に「益田市立歴史民俗資料館」となりました。
和風、桟瓦葺平屋建の建物で、左右前方に突出する入母屋造の翼屋を持ち、正面に車寄せの形式は、大正時代の役所建築の特徴をよく示したものとして1996年に国登録有形文化財に指定されています。
高津川下流にかかる「高角橋(たかつのばし)」。「全国的にも大規模で、かつ島根県では唯一のRCローゼ桁橋で、5連のアーチが美しい橋です。」と、JSCEのHPに記載されています。さらに特筆して欲しいのは「アーチリブに施された窪み」。橋を渡りながらの写真なので内側のみですが、このアーチリブの窪みは外側にもあるそうです。「高角橋」は、2011にJSCE土木学会の「選奨土木遺産」に認定されています。
益田市中心部近く、島根県西部・山口県北部を利用圏とする「萩石見空港」があります。 島根県西部の高速交通網整備を目的として、1993年に島根県下3番目の空港として開港。
さて、石見といえば『柿本人麻呂』。空港駐車場の近くには、石見を詠んだ人麻呂さんの歌碑が建立されています。
【 石見のや 高角山の木の際より わが振る袖を 妹見つらむか 】
もう直ぐ飛行機が到着するからと聞いて、寒い高台で機体が見えるのを一時間も待ってた二人・・ 今思うと、なんであんなに長い時間を費やして飛行機を待ったのか・・不思議でなりません?
私たちに飛行機の到着を教えてくれたおっちゃんは、毎日ここに来て飛行機を眺めているそうです。
益田市高津町の国道191号線沿いを走っているとき、ちょっと気になる風景を見つけました。 ここは三里ヶ浜の海水浴場の一部「持石海岸」。海岸沿いには、意図不明の石のモニュメントが・・・
海に面した窓石のモニュメントには「心に刻む益田十景」「三里ヶ浜海岸の夕日と漁火」の文字。 このモニュメントの穴から、日本海の夕日とか漁火とかを眺める?? いや、まさかね(^^;)
しばらくの間、砕ける波の音に耳を傾けていましたが、11月の日本海は風が冷たいのです。 真っ白に砕ける波の向こう、左手に小さく見えるのは観音岩、その向こうはもう山口県です。
車に戻りかけてふと目に入った・・・あれは何だったんだろう?
訪問日:2012年11月10日
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