城下町松江の中心エリアに位置する「カラコロ広場」。周辺にはカフェや、ちょっとしたお食事処も多く観光客に人気のスポットとなっています。
広場の中央から見る景色は、右と左では全くの別世界。不思議の国に迷い込んだような雑多な面白さにちょっとワクワク!(^^)!
広場のお目当ては、大正15年に建設された「山陰合同銀行旧北支店」。2012年9月に「ごうぎんカラコロ美術館」として開館、館内には様々な作品が展示されています。
鉄筋コンクリート造の西洋風2階建、当時の面影を残す建物の随所に施された重厚な装飾。 こうした建築物は、部分を切り取ってもその良さが伝えきれないのが残念。その前に撮影者の腕の悪さが問題なのですが・・(^^;)
メインとなる「カラコロ工房」。ちなみに「カラコロ」は、松江大橋を渡る人々の、木橋に響く下駄の音に惹かれた八雲の文章から引用されたものだとか。そう言えば、お隣の鳥取県には、カランコロンの下駄の音が代名詞みたいな有名人がいましたが・・あれは無関係(笑)。
広場内の建物の前にあるピンクのポストは、若い女性に人気の「縁結びスポット」。大切なあの人に手紙をしたため「ピンクのポスト」に願いをこめて投函する・・それにしても何故、男女の縁=ピンクとなるのか・・・安直と言うか大衆迎合しすぎているというか(笑)
縁結びつながりでいえば、カラコロ広場の入り口には「カラコロ大黒様」が鎮座されています。 実はこの大黒様、出雲大社の大国様つながりなので、当然、出雲といえば「縁結び」。
カラコロ広場の壁に、何だか不思議な物を発見!、と思って近づいたら・・ああ、小泉八雲さん。
両手に大きなカバンを提げて遠ざかる後姿は、これから松江を出て別の土地に向かうのでしょうか。松江・熊本・神戸・東京と居を移し、欧米に日本文化を紹介する著書を数多く残した『八雲』。明治37年に54歳で没するまでの14年間、彼はきっとこの同じスタイルで現れ、そうして去っていったのでしょう。あなたが見てきた日本の不思議、私は今でも大好きです。
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松江の城下から少し外れた石橋町に、壁を真っ赤に塗った「カナモリ醤油」の建物があります。 「木桶の醤油」に拘り、今も創業当時の味を変えることなく美味しい醤油を作り続けています。
独特の醤油の香りに包まれて歩いていると、同じような情景の中を歩いた事を思い出しました。 赤い壁の「かめびし醤油」、あれは香川県の・・そうだ引田の町歩きだった・・・・あの時食べたソフトクリームの味が不意によみがえってきました。
訪問日:2011年5月18日&2013年5月27日
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