井原市西江原町、井原市に行く機会があれば絶対に訪ねたいと思っていた岡山県指定史蹟「興譲館高等学校」。全国高校駅伝の強豪校として知られる興譲館高等学校は、嘉永6年(1853)に一橋家の有志により郷校「興譲館」として設立されました。初代館長を務めた漢学者の『阪谷朗廬(さかたにろうろ)』は、当時一橋家に仕官していた『渋沢栄一』とは親交が深く、開校当時から残る興譲館の校門には、栄一が揮毫した「興譲館」の扁額が掲げられています。
この校門は現在岡山県指定の史跡として保存されており、間近に渋沢栄一の書を楽しむことができます。また校門の右手にあるのは、阪谷朗廬お手植えと言われる「紅梅」で同じく岡山県史跡の指定です。
学校の建物なのでそれ以上中に踏み込むことは躊躇われて、記念に片足だけ踏み入れて良しとしましたが、こうやって見ると思いっきり不審人物😅
歴史の重さを感じさせる校門の向こうには、ウグイス色と白のコントラストが美しい木造の旧講堂が見えます。
下見板張りの建物は、今どきの鉄筋コンクリートの校舎と違って何とも言えない温かみを感じさせてくれます。本当はもっと細部まで見学したかったのですが・・上記の理由で自粛😅
部分的な画像だけになりましたが、それでも矢掛からここまで足を延ばした甲斐がありました。
訪問日:2009年9月20日
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