愛知県稲沢市片原一色町道上に鎮座される「村社:富士社」。御祭神は四神のいずれかと思われますが不明。
創建は不詳。建仁年間(1201~1203)、神社に隣接する「善應寺」が創建される際、寺の四方に四神を勧請したと伝えられ、この「富士社」もその一つと云う。
開放的な拝殿の近くに置かれていた鬼瓦には日本政府の紋章として使われている「五七桐紋」が刻まれています。もしかしてこれが御神紋でしょうか?
拝殿前左右より神域を守護されるのは大正十一年七月建立の岡崎型狛犬さん一対。吽形さんは子狛を、阿形さんは足の下に鞠を持ちます。
背伸びして吽形さんの手にしがみ付く仔狛。ぺたんと地面にくっつけたお尻がとにかく可愛い。子猫や子犬を家族にした方なら、この可愛さは絶対に伝わる筈(〃∇〃)
拝殿向拝の彫刻は、怒涛逆巻くを海原を翔る龍。
玉垣の内、御本殿前左右より神域を守護されるのは大正十四年十月建立の扁平頭の狛犬さん一対。小柄ですが中々に迫力ある顔立ち。
富士社に隣接して門を構える、浄土宗鎮西派寺院「旭照山:相頓院善應寺」。『大日如来坐像』を御本尊とします。
「富士社」参拝の際、隣接していた寺院とのご縁で参拝させて頂いたお寺さん。その為、御本堂等の建築物は殆ど画像に残していません。
本堂の彫刻や、留め蓋の獅子はご亭主殿の興味をかなりそそったようで、何枚か残されています。確実とは断言できませんがおそらくは「羅漢様」かと・・
貫の獅子彫刻、目には玉が嵌めこまれています。
すっとぼけた表情が何とも言えない親しみを感じさせてくれる、飾り瓦の獅子さん。この「可愛らしさ」は確かに見過ごせませんね。
穏やかに優しいお顔のお地蔵様。
参拝日:2011年4月25日
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