車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

お菓子の里・丹波 in 兵庫県丹波篠山市

2023年07月10日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

丹波篠山市東吹にある、お菓子をテーマにした観光施設「お菓子の里・丹波」。広い敷地内には多くの施設が立ち並び、しかも入場は無料という、何ともお財布にやさしい施設。・・で、つい、あれこれと買っちゃうんですよね(笑)

お土産の品定めが終わったら、さっそく広い園内に・・木々の緑を写しこむ池の向こうにポツンと見える茅葺屋根なんて、もうそのまんま水彩画の世界。

小川に架かる石のアーチ橋

唐突に展開される西洋風の館は、旧・神戸市警垂水署を移築改装した、大正初期の洋館ミオール館(旧・ウィーンの館)。 1階は千鳥屋宗家系列の洋菓子ミオールのスイーツカフェになっています。

あまりにもお洒落すぎて、中に入る根性が無かった二人(^^;)・・こんな素敵な場所だと知っていたら、もう少しお洒落をしてくるんだったね・・

ハーブで埋もれた建物は「ドイツ館」。ヨーロッパ各地のビールや、レンガ造りの石窯で焼かれたピザ、黒豆パンなどが販売されています。

嘉永7年(1854)築の古民家を移築した「茅葺きの家」

屋内では囲炉裏を囲んで和菓子や日本茶などを頂くことができます。

古いかまどに掛けられたピカピカの羽釜(はがま)。かまどに架けるためのツバを羽根に例えた名称ですが、言い得て妙です。

茅葺民家から見る「ミオール館」

ラストは、右手の小高い山の上にある「薬師山山荘」。安政4年(1857)に建てられた商家を移築したもので、閑静な佇まいは雰囲気も調度も全てが別世界。

自然に囲まれた山荘でいただく、地元名物のぼたん鍋やしゃぶしゃぶ鍋。私はどれも無理だけど、御亭主殿なら贅沢な一時が過ごせそうねと言うと、一人でこんな所に来てもつまらん!と笑って却下。

訪問日:2017年9月4日

 


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4 コメント

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Unknown (まっち)
2023-07-10 16:47:39
この「お菓子の里」こそ日本らしさの典型ですね。
西洋建築物と江戸期の純日本風家屋が園内でごっちゃまぜ。
開国とともに外来の石造建築や煉瓦建築が一時代を築きますが、一般家屋では日本の風土には合わず木造を凌駕することはなかった。
でも内装はでは和洋折衷として西洋風をうまく取り入れ平成期には「和的モダン」として昇華されます。
そもそも「日本らしい」という固定概念などなく、古来より外から入ってきた異物を適度に変化させ我風と融合、内包化してきたのが「日本らしさ」。

言語を例にとるとベースになる漢字は中国由来の表意文字。
それを表音文字として充てていた中からかな文字を発明し、なおかつひらがなとカタカナという2種類の仮名文字をうまく使い分ける。
日本由来にこだわるなら漢字を排してハングルのみにした韓国こそが手本ですが、それこそ日本らしくない。
中学の国語の教師がやたら「正しい日本語を使え」と言っていたので、「先生、それは飛鳥時代?奈良時代?平安時代?いつの日本語ですか?」と聞いたら「屁理屈言うな」と一蹴。
世界屈指の識字率を誇った江戸中後期、庶民が使ったのは筆記体である草書、我々が常用している楷書なんて僧や学者などの知識層しか書けなかった。
言葉なんて時代とともに変化するもの、いっとき問題になった「ら」抜き言葉だってこれが正しい文法に変わるかもしれない。
若い人たちが苦手にしている謙譲語と尊敬語の使い分けだってそのうちなくなるかもしれない。
時代の折々で大量の外来語が流入するとともに文法も乱れるけど、これまでの日本人は時間とともに取捨選択して、いらないものは捨て去り必要なものはそれを新しい法(のり)として残した。
これまでもそうだしこれからもそうでしょう。
それが「日本らしさ」
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まっちさん (tibineko)
2023-07-10 17:21:41
確かに・・衣食住、全てにうまく外来の物を取り入れてきて、しかもそれを日本風に昇華させてしまう。
いつのまにか、古来からあったものの如く、日常の中に溶け込ませている。
それでいて、ダメなものはあっさりと切り捨てる事が出来る。
世界で発見された、あるいは発明されたものを、より便利に使いこなし発展させ、そこから新たなモノを作り出す。
まっちさんの解説を読んでいると「日本人って結構すごいじゃないか」って思えてきます(^-^)
返信する
Unknown (まかろん)
2023-07-10 20:32:46
どれも素敵なお館ですねぇ。
しかもそれがそれぞれお菓子の館って、
どれもウッキウッキしてしまいそうです。


まっちさんは何でも飲み込むのが「日本らしさ」だと
おっしゃいましたが、
私は日本にも、頑固に変わらないものがある、と思っています。

本当に、何でもありではない、と思います。

ふんわりとした説明しかできませんが、
例えば本当に外国の物そのものを取り入れるのかといえば、そうではなかったはずです。

カレーもラーメンも、
「日本の」カレーであり、ラーメンになっている。

どこの国もそうですが、
日本人は何でも受け入れているようで、絶対にそうではない。

頑固に静かに、日本風に変えているのですよ。
絶対にそのままでは受け入れない。

タイ料理だって、レストランはたくさんありますけど、日本人の口に合うように変えてますし。

現地で食べたことがあるのですが、
ほんとに、絶対日本では出てこないスパイス使いなのですよ。
あれには驚きました。

それがなんであるかは私には分かりませんが、
・・それが「日本らしさ」の根源ではないかと思います。

絶対に、譲れない、何か、はあるんです。
日本にも。

何でもいいわけじゃない。

日本はその何かに沿って、取捨選択・魔改造をしているのだと思います。

そのごちゃまぜぶりを「日本らしさ」と間違えてはいけないと思います。

根源の、何か、が「日本らしさ」だと思うのです。


さて、それが正しいかはともかく、
tibinekoさん、しばらくブログ巡りをお休みしようと思っています。

1つに、来月、私の人生が壊れることが起こるかもしれない、というのと、

2つに、まあそれもあって、作品に何一つ取りかかれていない自分になっています。

この後お休みの記事を出すかと思いますが、
その前に熱心な読者さまでいてくれたtibinekoさんにはご挨拶をしておこうと思いました。

せっかくこの先の創作を楽しみにしてくださっていたのに、
ごめんなさい。

創作する環境には居られなくなるかもしれません。

なので、その前に自分を見つめなおしてみたいと思っています。

どうぞこれからも日本の旅を楽しんでください😊
返信する
まかろんさん (tibineko)
2023-07-10 20:53:51
こういう時、ただのフォロワーさんなら、単に挨拶を返せばよいのでしょうが・・・

何を言えばよいのか、言葉が出てきません。
まかろんさんの人生が壊れるような事
それは大切な創作活動さえもできなくなる程・・

でも、でも「しばらく」なんですよね
ならば待ってます。
いつもの素敵な挨拶で帰ってくるのを。
待ってますね!!
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