奈良市内の歴史的建物訪問、しつこく続きましたが、今回が最終回(笑)。
奈良市高畑町にある「奈良教育大学・教育資料館」。明治41年(1908)に「旧日本陸軍第38連隊糧秣(りょうまつ)庫」として建築。
その後、附属図書館書庫、工作実習室、書類・物品倉庫として使用され、1992年に教育資料館に改修されました。
奈良教育大学が建っている場所は、かっての奈良連隊敷地内であることから、敷地内にはこうした遺構が幾つか残されています。
キャンパス北西部には『吉備真備』の墓といわれる吉備塚古墳があります。2002~2003年度に実施した学術調査では、二基の埋葬施設が確認され、三累環頭大刀、貝装雲珠、挂甲など学術的価値の高い遺物が多数出土しました。
大学に隣接する地方合同庁舎前に、軍旗がピラミッド状に組まれた碑が建立されています。碑の上には銃、台座には【奈良連隊跡記念碑】の文字。調べた碑文の最後の一文は 【由緒ある奈良連隊跡を偲び 先輩戦友の遺勲を永く後世に伝える為記 念碑を建立する】
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奈良市高畑町にある、木造2階建・瓦葺:大正8年(1919)築の「旧足立家住宅」。家屋を取り囲む塀の腰部分は乱石積で、上はモルタル仕上げ。屋根には主屋同様、赤桟瓦が葺かれ、主屋と共に国登録有形文化財の指定を受けています。
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奈良市角振町にある「ぜいたく豆本舗本店」。有形文化財の主屋は明治期(1868-1911)の建築。
その向かいに見つけた「三条会館ビル」。昭和初期に建築されたと思われる鉄筋コンクリートの建物には、レトロな建物好きの目をひきつけてくれる装飾が幾つも見られます。
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「鷺(さぎ)池」に架かる蓬莱橋の先に見えるのは、檜皮葺き八角堂形式の「浮見堂」。
浅茅が原の深い林の緑と濃い水の青が、いかにも古都らしい佇まいを見せており、思わずお昼のお弁当はここで・・と思ったのですが、よく考えたらお弁当を持参していない(笑)。
奈良市内に残された歴史的建造物。もっとじっくり見て歩けばまだまだ沢山ある筈ですが、今回はこれで打ち止め。いつかまたこんな風にのんびりと歴史ある町並を歩けますように・・・願いを籠めて。
訪問日:2009年10月18日
奈良散策も、今日で終わりですか。
日曜にふさわしい記事でしたね😊
吉備真備が出てくるとは。
さすが奈良。
池と東家も素敵ですね。
またtibinekoさんが旦那さまとお好きなところを
楽しめますように・・🙏
お気に入りの建物の後は・・
例によって例の如くの神社仏閣です(笑)
改めて文字と一緒に画像を見ると
画像フォルダで見るよりも
繊細にその時々の事が思い出されます