長南町長南にある、天台宗寺院「本実成院:長福寿寺(ちょうふくじゅじ)」。「福寿阿弥陀如来」をご本尊とします。
この寺院、山号を「三途河頭(さんづがとう)極楽東門(ごくらくとうもん)蓮華台上(れんげだいじゃう)阿弥陀坊(あみだばう)大平埜山(たいへいやさん)」といい、日本一長い山号の寺としても有名です。
で、いきなり金色の像に出迎えられてインパクトは抜群ですが、そのインパクトが強力すぎて、何とも場違いな感じに苦笑い😅
金色の像はこのさい置いて、山門前には「史跡:三途臺(さんずだい)」の標柱。興味津々なのですが、生憎と説明は無し。一般に「三途」とは仏典に由来する言葉で、餓鬼道・畜生道・地獄道を指すといいます。とすれば、さしづめ「三途」を見渡せるように作られた高い建物があったと言う事でしょうか?。
何となく古い歴史に包まれた気分で境内に入ってみれば・・・・何ともびっくりの光景。門前の金色の象なんてまだまだ甘い!本堂前には巨大な白象が二頭も😲 いや・・・確かにあらかじめネットで調べておいたので、知ってはいましたが実際に見てしまうと、予想をはるかに超えます。
ちなみにこの象は「願いが叶う! 幸せを呼ぶ!吉ゾウくん」と言って、御利益が沢山あるんだそうです。 いわく、「願いが叶うゾウ」「お金が貯まるゾウ」「病気が治るゾウ」「家庭円満になるゾウ」。そして最後が「元気で長生きするゾウ」😅 御利益を求める人は、願う事を一心に念じて「吉ゾウくん」の足を撫でるんだそうです。
本堂の周辺には「宝くじ、○○円が当たりました!」という手書きの報告が数え切れないほど😲 昔から、鰯の頭だって一心に信じて拝めば後光が差すそうですから、別に間違ってはいないんです。 それくらい御利益があるお寺なので、賽銭箱には大きな張り紙にしっかりと注意書きがありました。
あまりのインパクトについ後回しになりましたが、寺伝によれば、創建は延暦17年(798)との事。【桓武天皇の勅願により、最澄(伝教大師)によって創建。中世においては三大談義所(檀林)となり、西に比叡山、東に東叡山(長福寿寺)ありと称せられ、また、房総三国における天台宗の大本山として末寺308か寺を有し、各寺院を統理していた大寺院である。】
こちらは境内に祀られていた「稲荷大明神」のお堂。いつもなら必死で文字を拾うのですが、すでに読み解く気力も失せてます。
境内にいる間中、何とも居心地のよくない場違いな感じをぬぐいきれず、それでも折角来たのだからと一通り境内を廻り、そのまま「長福寿寺」を後にしました。
参拝日:2019年3月9日
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