焼津市八楠(やぐす)に鎮座される「八楠加茂(やぐすかも)神社」。御祭神は『賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)』。
【大化2年(646)2月、山城国上賀茂神社より勧請し創建。「総国風土記」に、箭葛柳田神社所祭雙栗神也とあり、また「駿河国諸郡神階帳」には、益頭郡従五位上八楠地祗と記載。往古は祭礼時に神輿を天白に行幸し神楽を奏し、馬場田で流鏑馬をおこなっていました。明治8年、村社に列し、明治40年、神饌幣帛料共養社に列しました。】由緒より
境内より神域を守護されるのは、静岡県内では珍しい籠神社型と呼ばれる狛犬さん一対。
首を大きくまわして、豪快な笑い声と共に参拝者を迎える阿形さんは、何とも楽し気でおおらか。
阿形さんが飛びっきりの笑顔なら、頭上に角を持つ吽形さんは、まるで透き通った空のような穏やかな佇まい。 人の営みの小さな悩みなど、ふわっと包み込んでくれそうな雰囲気はまた格別。「謹刻・松永憲三郎 昭和56年(1981)〇〇〇落成記念」の刻。
調度境内を手入れされていた方から、この狛犬に関して色々とお話を伺う事ができました。話の端々にあふれる神社への敬愛の想いが伝わって、聞かせて頂く私たちも自然と笑顔に。
このユニークな尾も、外の神社では見られないと目を細めてお話を続けて下さった方、今もお元気でおいででしょうか。
注連縄がめぐらされた手水舎の佇まいの清浄さが深く心に残った八楠加茂神社の参拝。その節は、本当に素敵な時間を有難うございました。
参拝日:2011年11月14日
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