防府市牟礼上坂本、大平山の麓に鎮座される「春日神社」。御祭神は『武甕槌命(たけみかづちのみこと)、 斎主命(いわいぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと) 、比賣神(ひめのかみ)』。
「文治二年(1186)、藤原氏ゆかりの官人が周防国司として防府に下向した際、その祖神である奈良の春日大社の分霊をお祀りしたのが始まりと伝えられる。その後の文治年間「重源(ちょうげん)上人」により、阿弥陀寺の建立にあたり再建したと云う。」境内案内より
涼やかな参道を真っ直ぐに進むと、正面にすっきりと美しい姿を見せる拝殿。
拝殿前左右より神域を守護されるのは「文政三年(1820)康辰春」の刻がある狛犬さん一対。断定はできませんが、尾の形や耳の形、阿形さんの口中の玉から萩狛犬かなと思われます。
更に拝殿近くには、春日神の遣いとされるブロンズ製の神鹿さん一対。台座には「文政十一年 戌子」の刻がありますが、一代目は戦時中の金属供出により消失。現在は2代目で昭和28年(1953)の奉納。
社務所内に置かれていた木彫りの鬼面。春日神社では秋の例祭「鬼まつり」が有名だとか。神社のトレードマークも「鬼」なんだそうです。
社殿の横にある「鬼面館」。飾られている鬼面は地元の方によって製作されたものだそうです。
昭和52年(1977)開所。翌年の大寒の日から寒行が始められた「禊所」。大寒の日に無病息災を祈って水中に飛び込み、「祓戸の大神」を連呼する・・と、案内に!!! 🥶
境内に残る「太鼓楼」
「御鎮座八百年記念 神徳無極 徳川宗敬刻」昭和61年(1986)に、ご鎮座800年祭が斎行。
雨に濡れた草をかき分ける根性が無かった為、内容不明の碑・二基
更にもう一基😥
「昇格記念」碑
【天に千木 芽吹の樹 声ひそめ】・・微妙に違っているかもしれません。
参拝日:2015年11月14日
🌸明日は東大寺七別所として知られる「阿弥陀寺」の紹介です。
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御神名一口メモ
「斎主命(いわいぬしのみこと)=経津主神(ふつぬしのかみ)=香取神(かとりしん)」、天孫降臨に先立って、出雲に行き、大己貴命を説いて国土を献上させた。
よくここまで纏められましたね。これは「ねこ庭」の宝です。
ことある度に読み返せば、100才までには理解できそうです。感謝いたします。
風も冷たく曇り空で肌寒い一日です
飴玉をなめている狛犬さん
しかも飴玉が大きすぎて
口から落っことしそうになってますね😝
しかも一人の神が沢山のお名前を持っておられます。
それを理解しないと????の連鎖になります😅
「天照大神」は伊弉諾が黄泉の国から逃げ帰って、禊祓をした際
その最期に生まれた「三貴士(さんきし)」の御一柱です。
https://blog.goo.ne.jp/tibinekosan/e/fa8e39766a62307e9a6b95fd4f95aea3
神話の世界は面白いのですが・・
祭神の話になると亭主殿はお手上げ。
きっとonecat様の結論に諸手を挙げて賛成したと思います。😄
今朝は快晴。
25度くらいあればちょうどよい。
今回の狛犬は口の中に球を入れて
飴玉をなめているうようで面白いですね。
日本の神様について知りたいと、日本書紀、古事記、出雲風土記などを読みましたが、読むほどにこんがらがり、神様の全体が掴めないままです。
斎主命(いわいぬしのみこと)もそんな神様のお一人です。天照大神が最初で、最高の神様という先入観がありますので、それ以前に神様がおられ、さまざまな物語がありますと、凡才には理解ができません。
100歳まで生きる予定ですが、神様の理解は諦めております。「八百万の神様」がおられて、日本の国と民草を守られていると・・こんな理解で満足しています。
神様は理解するものでなく、感じ取るものと思っていますから、深く考えません。
私には、貴方が紹介される狛犬さんの方が、親しみやすくなりました。