石川県白山市安吉町に鎮座される「山島(やまじま)八幡神社」。御祭神は『応神天皇・仲哀天皇・神功皇后 ・比咩神』。
「天徳年間の建立と伝え、安吉は寛正年中より山城嵯峨洪恩院の領となり、嵯峨の大窪源右衛門家長が来住し、長享年間安吉城を造り当社を守護神としたという。後、窪田大炊介が城主となり柴田勝家と戦い天正8年討死し社殿焼失、依って現在地に遷して家長が再造営した。安吉八幡宮を明治13年社号改称。」石川県神社庁より
境内参道左右より神域を守護されるのは大正十年七月建立の加賀逆立ち狛犬さん一対。石工『吉田仁三郎』。 何体も見てきたお陰で、同じ様に思える「加賀逆立ち狛犬」も、作者によって随分と違う事に気が付きます。まさに人の手が生み出す技ならでは。
今回は少し違った角度からの狛犬さん。阿形さんの笑顔が特別良い所為か、どっちに並べても友好的ムード満載(笑)
ご機嫌よろしい所で、逆立ち吽形さんの決めポーズ!
鳥居の内には『八幡神』の神使いとされる「鳩」の石像。拝殿の彫刻や、屋根の留蓋などに「鳩」が使われるのは良く見ますが、石像はかなり珍しいのではないでしょうか。
御神紋「笹竜胆」の腹掛けを付けた御神馬。
最後は神社の境内で見かけた蔵の鏝絵。「俵に乗って打ち出の小槌を振る大黒様」。
参拝日:2011年10月13日