最近のアウトドアブームで、ポイズンリムーバーは珍しいものではなくなった。
近くのホームセンターでも売っているくらい(田舎だからか)。
さてこの夏、あまりに虫に刺されることが多かったわたしは遅まきながら
この「虫に刺されたときの毒の吸い出し器=ポイズンリムーバー」を買うことにした。
父ちゃんはすでに持っているんだけれど、当然山の現場に行く際に持っていってしまうので
わたしはわたしで持たなければならない。
家族で「ひとり一台ポイズンリムーバー」。あまりないかもしれない。
上/父ちゃんが前から持っているもの
下/今回買ったもの
ブルーのケースの方が消毒液やバンドエイド、ゴムバンド、剃刀まで入っている。
使うときは、アタッチメントを先につけ、シリンジを引いておく。
刺された部分にアタッチメントを当てて、シリンジを押すと
陰圧になって毒が吸い上げられる。
新旧ふたつのポイズンリムーバーを実際に腕に当て実験してみたところ、
新しく購入したブルーのリムーバーの方が、シリンジを押すときに
かなりチカラがいることがわかった。
わたしはこの歳のオンナにしては握力がある方だと思うけど
もし利き手である右手が蜂に刺されて、左手でこの操作をする際に
んぐ〜っと結構なチカラをこめてシリンジを押さないと押し込めない。
つまり毒が吸い出せない。
虫に刺されたときは、だいたい痛いし焦る。
まわりにこれをやってくれる相棒がいない場合、左手でちゃんとこの操作ができるかどうか?
まあ結局、ウチは父ちゃんの持っている古いリムーバー(こちらは左手でも
容易に操作できる)と新しいわたしのリムーバーと交換することにした。
父ちゃんは握力もあるし、ブルーの方でも問題ないから。
今のところ、リムーバーを使うような大きい虫刺されはない。
小さい虫刺され、蚊、ブヨ、アリなどはもう日常茶飯ゴトで数え切れないくらいあるが。
リムーバーも活躍していないのだけれど、今後も活躍の場がないままでいてほしい。
冬、冬が来ればもうこのような心配をしなくてすむ。