チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

2022 味噌仕込は仕込小屋で

2022年02月22日 | 田舎暮らし

 今年も味噌を仕込んだ。

ここ数年、仕込みはうちで子供と、あるいはわたし一人でもそもそやってきたけれど

今年は誘われて友人たちと一緒に仕込むことに。

それも昔からある作業小屋で。

 

この作業小屋はうちから近い隣村にあって、昔から大豆を蒸したり

麹を醸したりしていたらしい。

今でも近隣の方々が使っている現役の作業小屋。

なんでも揃っている。

 

こんなにでかいせいろ、中、下の段に15キロ以上の大豆、上段には麹用の米。

 

蒸気が漏れていたせいで時間はかかってしまったけれど

無事に蒸し完了。

ものすごく重いのでこんな滑車で釣っておろす。

 

蒸し布に包まれた大豆たち。

 

上段のお米は、別の味噌作りチームによって麹菌をまぶされ米麹に。

 

こちらでは蒸し上がった大豆をマシンでマッシュに。

早い早い〜ウチでちまちまやってた時はもっと時間も手間もかかっていたのが

数分で仕上がり!

塩きり麹とマッシュした豆を混ぜてカメに押し入れたら塩を振って完成。

今年の配合は*大豆4キロ*麹4キロと少し*塩2キロ

わいわいガヤガヤとみんなで喋って笑いながら作ったお味噌、

来年の仕上がりはいかに。

 

 

 

 


土の仕事を始めてもいいかも、な時期

2020年03月20日 | 田舎暮らし

 

 テラスに放置していたプランター。

ふと見ると茂っている。

 

勝手にニンニク、勝手にクレソン、勝手にイタリアンパセリ。

おおーここは霜が降りないから育ちもいい、

かといってまだ虫がつくほど暖かくもない。

芽が出て育ってくものをみると、こっちも育ってる気持ちになるからふしぎ。

 

先週80過ぎのおばあさんの畑の手伝いをちょこっとしてきたけど

(学校なしでヒマな息子を伴って)

まあーいろいろやることがある。

 

花の球根を掘って植え替える、枯れた菊の茎を切ってその下から出てきてる新芽を掘る、

枯れ草を集めて畑の周辺を整える、柿の木の剪定した枝を集める←時間切れでこれは次回に持ち越し

 

ほんとはもっとある。

 

こういう仕事、やることが目の前にあるのはしあわせだなーと思った。

朝起きて「これをやらなかんな」と布団から出る。

自分のやりかたで、自分のカラダにあったのんびりペースで進められる仕事。

 

 

 

 

 


6月の、見る

2017年06月11日 | 田舎暮らし

 

 今日はクルマでうちからすぐにある森で、ネイチャーゲーム。

 

ネイチャーゲームとは・・・

それは山の中に入って、「まるいものを探してみよう」「匂いをかいでみよう」「耳をすまして聴いてみよう」など

 いろんな言葉にそって、木立の中を歩いていく体験教室。

何も与えられない上を歩くこともいいんだけど、ヒントをちょっともらうと別の発見もあるものです。

 

   

 

6歳息子とこれに参加するのは何度目かな。

保育園でも一度企画されて、園のまわりの氏神さまの横の葉っぱ拾ったり虫を探したりした。

  

今日のネイチャーゲームは

  目隠しをしてロープを伝って木々の間を歩くこと。

  裸足で散策すること。

  目隠しをしてるひとの横を、そーっと気配を消して足音を消して、通り過ぎる。

そんなことをしました。

うまくいかなくて泣く子もいるし、気になったことを矢継ぎ早にお父さんに話す子もいる。

みんなそれぞれ、いろんな体験になってる。

 

   

散策コースの途中にある池は、カッパがいます。いるよ、絶対。

 

  

帰宅して今日の夕飯は朴葉すし。

この地方の郷土食。

今日この葉っぱを見たねえ〜と言いながら酢飯に具をのっけていく

(うちはこの土地の生まれではないので、のっける具は適当)。

 

  

 

朴の枝と若葉をとってきて、何をするかや、6歳児。

その美しさに見とれて、来年もまた会いたいなあと思うのでした。

 

 


チビクロバネキノコバエのぎゃくしゅう~の巻

2013年08月28日 | 田舎暮らし

 

 夏休みなってから、朝ちいさいちいさい羽虫、味付け海苔の小袋の中の

海苔のかすのようにちいさい羽虫、が飛んで服のなかに入ってきてキモチ悪かった。

それがここ10日ばかり異常発生。窓が薄暗くなるほど集まり

床も足の踏み場がないほど、お風呂の残り湯も虫が浮いてないところがないぐらい。

 

しらべてみると「チビクロバネキノコバエ」とやらで

どうやら全国的にポツポツ異常発生しており、学校給食が中止になったところもあるそうな。

 

このチビクロは朝6時半からうちの中を飛び始め、活動は10時まで。

気がついたらみそ汁の椀に浮いてるし

わたしのカラダに20匹以上くっついてたこともある。

しかしガマンしてればいつかはみな退散してくれるか死んでしまうので

しょうがなく放置している。だって蚊取り線香も効かないし窓閉めてても入るし。

 

       

 この家に越していろんな虫が入って来る。

この夏はおおきいムカデにも刺された。

でもそれが生活だし、もともと彼らの生活場所の上にわたしたちが家を建ててしまったから

すべてを排除なんてできないし、しようとも思わない。

 

都市的な生活では、こういうものはニンゲンのチカラですべて排除しようとする。

虫も草も動物も、風も陽の光も。

ニンゲンだけの完全快適にしちゃう。

「高断熱高気密の家」とか「オール電化」ってことばに表れてる気がする。

 

わたしの仕事場はスキマだらけで、おそろしいスズメバチも入って来るし

葛もつたを伸ばしてくる。

それくらいでいいなあと思う。困ることもあるけど。

 

夏休みは子どもと「風の谷のナウシカ」を久しぶりに観た。

震災後にこの映画を観たのは初めてになる。

こんなことを言っていたんだ、こんなことを。

ぐっときて涙が浮かぶのをなんどかこらえた。

 

  「だれがこの水をきれいにしてくれてるの?」

 

ちなみに小5の息子にはちいと理解しきれなかったようで。

でもまた何年後かにみるといいね。わたしもそうでした。

 

 


春祭り

2013年03月19日 | 田舎暮らし

 

 うちの所属(?)する地区の春祭りがもうじき。

回覧板でお知らせがまわる。

 

 

 

「土手の草刈り、田んぼの掘り起こしなどの戦闘態勢を順調に整えておられることとお察しします」

 

そう、戦闘態勢。もうはじまっている。

 

 


「庭は手入れをするものだ」by養老先生

2013年03月08日 | 田舎暮らし

 

 2月下旬からじっとしてられなくなり3月に入って毎日裏山の手入れ。

竹を切ったり伐倒した木をまとめたり。

 

  

 

冬の間はほんと寒くて冷たくて外に出にくい。

まして2歳の子も一緒に連れてなきゃならないから

「かあちゃん、さむい、さむいよう」と泣き出すくらい寒いともう家の中に入らなきゃ。

 

  

父ちゃんは木を切って丸太にはしてあるけど、そのまま放置。

こうやって散らかしてあると春になって草刈りができないじゃん!

よっこらよっこらと樹々を集める。腰にくる。。。

 

   こっちはよく手入れしてる方の斜面

 

日本人ってある程度ひとの手を入れて管理することが「自然」であるという観念らしい。

西洋ではまったくの手つかずを「自然」とみる。

 

うーむ、日本人というか中山間地では初夏から晩秋まで

草刈りのブィ~ンの音が絶え間なく聴こえる。

わたしはタチバサミとノコギリで山の手入れ。

もう趣味っていうほど好きな時間。日本人、なんだろうねえ。

 

 

 


食べこぼすひとたち~B型家族のつぶやき

2012年12月25日 | 田舎暮らし

      

 

 こたつをどけて掃除する。

こたつ敷きに染みついた食べこぼしは洗濯ではとれないので

古い歯ブラシに溶かした洗濯石けんをつけ、ゴシゴシしてさらにぞうきんで拭く。

これをしょっちゅうしなければならない。なぜなら染みだらけだから。

 

以前B型のつれあいを持つA型の友人が

「B型は食べこぼしが多いんだよ、飲み物もよくこぼすし!

どうしてそんなところにコップ置いとくのっていうテーブルのはじっこに

毎回コップ置く!」

って言ってたけど、それってうちにはドンピシャあてはまる。

うちはおそらく家族全員血液型B型(子どもは推定)。

一部のひとから見れば「なんておそろしい」。

 

わたしは食べこぼすとき自分の洋服にこぼす、そして染みになって困る。

息子10歳はコップを倒す。とくに外食すると緊張するのか毎回のように倒す、そして割る。

こぼすくらいにしてほしい。

息子2歳はとうぜんこぼす、だって2歳だし。

そしてお父ちゃん、じつは一番座ってる場所が汚れてるのはお父ちゃんの席。

こたつの掛け布団にデカイしょうゆの染み作ってあるし

おしりに下にあたる部分も大きい油染みがあったりする。

なぜ、なぜなんだろう?

これは血液型関係ないのか??

 

 

 


草刈りガールなり~(注.over40)

2012年09月19日 | 田舎暮らし

 

 中山間地で大事なのは「草刈り」。

春になるとブイ~ン、チュイ~ンとどっかから草刈り機の音が、ハチの羽音のように響き始め

夏の間中、二台、三台の草刈り音がはもる。

 

さて今年はあと一,二回刈ればだいじょうぶであろう。

ということで裏山の草刈り決行!今日しかないっ!

 

アブ、ヘビいるんで長靴必須 

 

  ヘイ、グッジョブ。

 頭に手拭い、首タオル、長袖着てさらに上からヤッケ(780円)着る。

メガネは草刈りのときにジャマなんだけど、小石が飛んで来て危ないからね。

 

 

刈っていて「ギョウザの香りが・・・」と思ったらニラを切っていた。花が可愛い。

 

刈った草はこれで集める。アタマの部分だけゴミ捨て場に捨ててあったのを拾って柄をつけてまた活躍。

 

 

ああ~こぎれいになったわ~これをながめると自己満足。

すごい「ヤッタ感」。

しかし地元の人たちは毎年毎年のことだし、こんな感激などはしていないのかもしれないな。

 

 ナスとたまねぎの甘辛煮とインゲンのごまあえ

 

草刈りの極意(というほどのことでもないが)、ごはんを用意してから草刈り始める。

ヘロヘロになっちゃって、ごはん作るの億劫になっちゃうからね。体力ないんで、しょうがない。

終わって風呂入ってビール飲めるよう完全下準備してから。これがイイネ。

 

しかし夏のまっさかり、3時間ちかくも草刈りしてるおばあさんとかどんなカラダしとるんだろう?

かないません、かないません。

 


イノシシづく夏祭り

2012年08月13日 | 田舎暮らし

 

 夏のお楽しみ会も企画盛りだくさんで終わり。

   

 水ふうせん釣り、流しそうめん、卓球大会、花火。。。

準備するオトナたちは大忙し。

 

   

 夕方からはじまった納涼会のメインは告知どおりイノシシの焼き肉とビール。

 

最初、部位がわからずおっかなびっくり食べてみたけど

肉が味噌だれにじっくり漬かっていて、油も少なくおいしい!(どこの部位だろう?)

おいしいんだけど、やっぱりそんなにたくさんは食べられず・・・。

そして結局ホルモン、レバーなどは食べなかった。

(地区の男の人たちが外でジウジウ焼きながら食べてました)

これでしばらくはイノシシでの祭りはないかな、肉ももうほとんど残ってないし。

 

 

なーんて婦人部で片付けしながら話しつつ祭りを終え、次の日。

なんと!うちのお隣さんちに仕掛けてあったイノシシのワナに

ウリ坊が5匹もかかってしまった。

夜中に「きゅうきゅう~」とブタの泣く声が夢の中でくり返し聞こえていたような。

 

そのウリ坊はどうしたか?

 

朝一番で「猟銃会」のひとたちが来て何かしてました。

(水分を採れない状態だとすぐに脱水症状になってしまうらしいので対応が早い)

わたしは怖くて子どもと外出しちゃったけど。

ああ、ウリ坊、どうなったんだろう。

もしかして次の祭りに出る・・・・・?