チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

わたしの出どころ

2007年11月27日 | 日々のつれづれ
この連休、わたしは実家の両親と子どもとともに
この辺りをフラフラしていた。


名古屋栄にある御園座近辺、御園通り。
最近少なくなった名古屋弁のネイティブがそこここで聞かれる。
歩いている人は50~60歳くらいが多い。
「まーじき、昼だでな」。老夫婦が東寿司本店に入っていく。
わたしたちもあとに続く。
ミシュランとは程遠い寿司やだけど
酢飯の塩梅や卵の味付けなどはすごく好み。懐かしい味だし。
お寿司を運んでくれるおばちゃんたちもすごいネイティブ。
店の様子が変わったことを父がいうと(当たり前だ、50年以上?経ってるし)
「世の中も変わるし、店も変わるわ」とおっしゃっていたのだが
このイントネーションがゼツミョー。お伝えできないが。


名古屋におしゃれな人はいない。


 
御園座から歩いて5分くらいのところ、
錦通りの、ガラス張りの建物の一部に父の実家があった。
わたしはほとんど覚えていなかったけど。
母はお嫁に来た当初、何もやることがなくて
よく街中をふらふらしていたそうだ。
実家は商売をしていたから、ほんとは忙しかったと思うんだけど。





家をかまいたい

2007年11月21日 | 作品
住宅群

中学生の頃から建築を見るのが好きだった。
水曜日、夕刊と共に週間朝日が来ると藤森照信の建築探偵を真っ先に開いた。
大学もそちらに行きたかったけど、入試でけつまずいた。
今は粘土をかまう仕事についていて建築とは程遠い毎日。
でも家をかまうという小規模なことはココロが踊るくらい好きでやめられない。

友人の家でもペンキを塗りたくなる、棚を作りたくなる、家具を移動したくなる、照明を換えたくなる、きょろきょろしてる。
夢の中でも自分が引越ししてあれこれリフォームを考え、手を動かしてる。
今住んでる家はまだ発展途上でこれからまだやることがあるけど、
実は新しい物件でもそういうことがしたい。
病気みたいに止まない欲求なのであった。


ほんとに小さい秋

2007年11月15日 | 作品
手のひら大です。
今年の春に作ったプチ盆栽のかえでが一度枯れて再度復活、紅葉まで見せてくれた。


画像ではわかりにくいけど木の肌からユゲが立ってる。
今日初霜が降りて、その水分が朝日に温められてふああ~とユゲ。
これがすいごいときは迫力が感じられるくらい。
朝8時になるともうユゲは終わってる。木のあくびだろうか。



気温はすごく低くても(6度くらいかな)朝日にあたってるとすごく暖かい。
わたしが掃除機をかけるとなると、ネコらはおそとへ日向ボッコに。
眉間に太陽の光を集めてます、というカンジで目をつぶり
神妙な面持ちで。

秋の収穫

2007年11月11日 | 今日のメニュー
  
桶に入ってるのが新ショウガ、サトイモ。
その下にあるのがクリタケ。

サトイモはうちの一坪畑横の生ゴミ堆肥を作ってるところから勝手に出てきたものだ。
何にも世話をしてやってないのに大きい葉と茎がぐんぐん成長していた。
で、実のほうは、というとそんなに大きくないけどそこそこあった。

ショウガはいつもお隣のおじさんがたくさん作ってて、分けてくれる。
もう3年ごしにもらっている。うちはショウガの酢漬けを食べないので全部冷凍庫に入れて、料理にチャイに使う。たーくさんある。

クリタケはこれまたおじさんが採ってきて分けてくれた。
この近所にはむかしはもっといろんな茸があって松茸も採れたらしい。
今は山が肥えてしまって採れなくなったそうだ。
そういえばアイヌの人の本で、クマ(もちろんヒグマ)が歩いたあとにはきのこがはえる、と書いてあった。クマが歩いたり揺すったりの振動がきのこの菌を繁茂させるとか。
うちにはクマはいない、と思う。

あったかい赤

2007年11月06日 | 今日のメニュー
      
 まだそんなに冷え込んでいないので、薪ストーブをじゃかじゃか焚かず、小さい石油ストーブをつける。洗濯も乾く。
そしてストーブを点けると煮炊きがしたくなる。
煮るものがないときはやかん。焼酎お湯割り用の湯をわかす。

このストーブは奈良に越した友人から父ちゃんがもらってきた。
型は古いけど新品同様。この大きさがいい。
古いタイプの石油ストーブの、赤いアミアミを見るとほ~とする。
前に使っていた相当古い(20歳くらいかな)ストーブは芯がなくなってきた。でも愛着はひとしお。



今日はミートソース。
お隣さんからいただいた大根の葉を入れてある。
お肉のこってりさが薄まって、わたしにはちょうどいいかんじなる。
たくさん作って冷凍すると、味がなじんでオイシイ気がする。

浜田---いちねん草を訪ねる

2007年11月02日 | どこかへでかける

島根県浜田の海。
ここ何日か行っていました。
中央道~東名阪~一号線~名神~中国道~浜田道
9時間くらいかかって。




いちねん草というギャラリーでこばやしゆうさんの個展があって、お手伝いも少し。
ゆうさんは初めて話をしたんだけれど、アフリカが好きでへんぴなとこまで旅に行くから話がおもしろい。
海のそばに建てた自宅の写真も見せてもらったけど、生活を肌で味わっている、という印象でした。



オープニングパーティーではケガをして松葉杖をついたオーナーが乾杯の音頭。地の野菜と浜田漁港の魚を使った、凝ったお料理が並びました。
しかし、また飲みすぎてしまい、すごい大ごちそうがたくさん食べれずに反省。一体何度繰り返すんだろうか…。